小泉崇

小泉崇（こいずみ たかし）

プロフィール

小泉崇氏は、1951年4月25日に生まれました。日本の外交官として長年活躍し、特にブルガリアとの関係強化に尽力しました。2012年9月からはブルガリア駐箚特命全権大使を務めました。

学歴と外務省入省

東京教育大学（現在の筑波大学）文学部文学科在学中の1975年12月に、外務省語学研修員採用試験に合格しました。翌1976年に同大学を卒業後、外務省に入省しました。語学研修ではブルガリア語を専攻し、後の外交官としてのキャリアの基礎を築きました。

ブルガリアとの深い関わり

1977年、ブルガリア外国人語学学院に入学し、ブルガリア語の研鑽を積みました。さらに1978年にはソフィア大学に留学し、現地の文化や社会に対する理解を深めました。1979年から1982年まで、ブルガリア大使館三等書記官として勤務し、文化、政務、経済分野を担当しました。その後も1988年から1991年まで二等書記官としてブルガリア大使館に勤務し、政務・経済分野で活躍しました。これらの経験を通して、ブルガリアに対する深い知識と愛情を育みました。

アメリカ勤務と本省での活躍

1991年から1994年までは、駐米大使館一等書記官として経済分野を担当しました。その後、本省に戻り、2001年10月に大臣官房総務課査察室首席事務官、2002年4月には大臣官房総務課監察査察室首席事務官を歴任しました。これらの役職を通じて、外務省の組織運営や監察業務に携わりました。

その他の在外勤務と本省での要職

2005年には東ティモール大使館参事官として赴任し、東ティモールの国づくりを支援しました。2007年12月には国際協力局緊急援助室長に就任し、国際的な緊急援助活動を指揮しました。2009年7月には外務省大臣官房地方連携室長、2010年7月には外務省大臣官房福利厚生室長を歴任し、地方自治体との連携や職員の福利厚生に尽力しました。

ブルガリア特命全権大使

2012年9月、小泉氏はブルガリア駐箚特命全権大使に任命されました。大使として、日本とブルガリアの友好関係をさらに発展させるために尽力しました。文化交流や経済協力など、多岐にわたる分野で両国間の連携を深めました。

退官後

2017年4月、外務省大臣官房総務課外交記録・情報公開室記録審査員を最後に退官しました。

同期入省の主な人物

小泉氏と同期には、以下のような著名な外交官がいます。

齋木昭隆（外務事務次官、外務[[審議官]]、駐印大使、外務省アジア大洋州局長）
鶴岡公二（内閣官房審議官、TPP政府対策本部首席交渉官、外務[[審議官]]、外務省総合外交政策局長）
兒玉和夫（OECD大使、外務省研修所長、国連大使（次席）、外務報道官）
木寺昌人（駐中国大使、内閣官房副長官補）
國方俊男（北極担当大使、駐チェコ大使）
小菅淳一（駐ヨルダン大使、駐アフガニスタン大使）
高田稔久（沖縄担当大使、駐ケニア兼ソマリア兼エリトリア兼セーシェル兼ブルンジ大使、駐ケニア大使）
福川正浩（駐ペルー大使）
田尻和宏（駐パラオ大使）
篠田研次（駐フィンランド大使）
高橋邦夫（駐ネパール大使、駐スリランカ兼モルディブ大使）
久枝譲治（駐オマーン大使）
加茂佳彦（駐アラブ首長国連邦大使）
西宮伸一（中国大使、外務[[審議官]]（経済））
大塚聖一（駐レバノン大使）
高瀬康夫（駐ジャマイカ兼ベリーズ兼バハマ大使、駐トンガ大使）
渡部和男（駐コロンビア大使、科学技術協力担当大使、駐パラグアイ大使）
東博史（駐ポルトガル大使、駐モーリタニア大使）
長内敬（駐ラトビア大使）
今井治（国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当兼サイバー政策担当兼安保理非常任理事国選挙及び安保理改革（中南米諸国）担当大使、国際テロ対策・組織犯罪対策協力兼サイバー政策担当大使、駐エクアドル大使）
細谷龍平（駐マダガスカル大使）
山本啓司（駐ルーマニア大使、査察担当大使、駐カメルーン大使）
塚原大貮（駐ベナン大使）
川上公一（外交記録公開担当大使、駐レバノン大使）

外部リンク

ジフコフ体制の崩壊とブルガリアの社会的変化【冷戦終結30周年】 - 2019年12月16日
私の体験的ブルガリア論 - 2017年3月10日
* 大使挨拶（在ブルガリア日本国大使館ホームページ内）

もう一度検索