東市来町長里

鹿児島県日置市東市来町長里について

東市来町長里（ひがしいちきちょうながさと）は、鹿児島県日置市に位置する地域です。旧東市来町の中心部であり、日置市役所東市来支所や小中学校など、公共施設が集まっています。

地理

東市来町長里は、日置市の西部に位置し、江口川中流域に広がっています。北に東市来町湯田、南に東市来町美山、東に東市来町伊作田、西に東市来町養母が隣接しています。地域の中央部を国道3号線が南北に走り、それに沿ってJR鹿児島本線が通っています。東市来駅は、鹿児島方面が複線、川内方面が単線となる分岐点です。

主要な道路としては、長里橋交差点から東に鹿児島県道303号江口長里線、東市来支所入口交差点から西に鹿児島県道305号養母長里線が延びています。南部では鹿児島県道24号鹿児島東市来線が分岐し、日置市街や美山方面へ連絡しています。北部には鹿児島県道309号山田湯之元停車場線が東西に走り、日置広域農道が南北に縦断しています。南端部には南九州西回り自動車道が通っています。

歴史

長里の地名は、南北朝時代に「永里名」として文献に登場します。江戸時代には薩摩藩の市来郷に属し、明治時代には長里村として行政区画が定められました。1889年の町村制施行により、周辺の村と合併して東市来村となり、長里は東市来村の大字となりました。1913年には東市来駅が開業し、地域の交通の要となりました。

その後、1937年に東市来村は町制を施行し、東市来町となりました。1947年には東市来中学校が開校、1976年には鹿児島県消防学校が移転するなど、地域の発展とともに公共施設が整備されていきました。

2005年には、東市来町を含む周辺の町村が合併して日置市となり、長里は「東市来町長里」という名称になりました。

人口

2020年10月1日現在、東市来町長里の人口は3,232人、世帯数は1,290世帯です。

施設

公共施設

日置市役所東市来支所
東市来図書館
日置市立東市来学校給食センター
鹿児島県立消防学校

教育施設

日置市立東市来中学校
日置市立鶴丸小学校
東市来幼稚園
ひらまつ保育園
鶴城寺保育園

郵便局

東市来長里郵便局

寺社

東市来護国神社
山神社
藤之尾神社

教育

東市来町長里には、日置市立東市来中学校と日置市立鶴丸小学校があります。

日置市立東市来中学校

1947年に東市来町立東市来中学校として設立され、1957年には下伊集院西中学校を統合しました。旧東市来町区域の小学校（鶴丸小、湯田小、伊作田小、美山小）の通学区域を校区としています。

日置市立鶴丸小学校

1878年に鶴丸小学として設立され、その後変遷を経て1947年に東市来町立鶴丸小学校となりました。西南戦争以前には薩摩藩の学舎がありましたが、戦争により閉校しました。その後、地域住民の熱意により再興されました。

交通

道路

国道3号
鹿児島県道24号鹿児島東市来線
鹿児島県道303号江口長里線
鹿児島県道305号養母長里線
鹿児島県道309号山田湯之元停車場線
日置広域農道

鉄道

JR鹿児島本線：東市来駅

まとめ

東市来町長里は、歴史と自然が調和した地域であり、交通の便も良いことから、日置市の重要な拠点となっています。教育機関や公共施設も充実しており、住民にとって住みやすい地域と言えるでしょう。

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