東方経済フォーラム

東方経済フォーラム（EEF）とは

東方経済フォーラム（Eastern Economic Forum, EEF）は、ロシア極東地域への外国からの投資を促進することを目的として、毎年ウラジオストクで開催される国際会議です。ロシア語ではВосточный экономический форум（略称: ВЭФ）と呼ばれます。

概要

2015年から毎年9月に、極東連邦大学を会場として開催されています。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も毎年参加し、極東地域の経済発展に関する議論を主導しています。2020年に予定されていた第6回フォーラムは、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響で中止となり、2021年9月に延期されました。

フォーラムは、ロシア連邦政府のロシア国際会議協会が任命する組織委員会によって主催されています。同協会は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムなど、他の主要な国際会議も開催しています。

開催履歴

第1回：2015年9月3日-5日
第2回：2016年9月2日-3日
第3回：2017年9月6日-7日
第4回：2018年9月11日-13日
第5回：2019年9月4日-6日
第6回：2020年9月（延期）→2021年9月
第7回：2022年9月5-8日

2022年フォーラム

2022年の第7回フォーラムは、ロシアのウクライナ侵攻と、それに伴う西側諸国からの経済制裁が続く中で開催されました。プーチン大統領が出席したほか、以下の国々の政府首脳や幹部が参加しました。これらの国は、ロシアに対して友好的な立場を取るか、または対ロシア制裁に参加していない国々です。

出席者

中国：栗戦書（全国人民代表大会常務委員会委員長）
モンゴル：ロブサンナムスライ・オユーンエルデネ（首相）
ミャンマー：ミン・アウン・フライン（国軍総司令官）
アルメニア：ニコル・パシニャン（首相）

オンライン参加

インド：ナレンドラ・モディ（首相）
ベトナム：ファム・ミン・チン（首相）
マレーシア：イスマイル・サブリ・ヤアコブ（首相)

関連項目

2019年の東方経済フォーラム全体会合における安倍総理大臣スピーチ
サンクトペテルブルク国際経済フォーラム
日本・ベラルーシ経済フォーラム
世界経済フォーラム
ボアオ・アジア・フォーラム

外部リンク

オフィシャルサイト (日本語、ロシア語、英語、中国語、朝鮮語、ベトナム語)
* ロシア国際会議協会 (ロシア語、英語)

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