東横田駅

東横田駅：歴史と現状

東横田駅は、千葉県袖ケ浦市横田に位置するJR東日本久留里線の駅です。昭和12年（1937年）4月20日に開業、以来、地域住民の生活を支える重要な交通拠点として機能してきました。しかし、昭和22年（1947年）1月20日から昭和33年（1958年）4月1日までの間は営業休止となっていました。国鉄分割民営化後の昭和62年（1987年）4月1日からはJR東日本の駅として運営されています。

平成19年（2007年）には、駅舎の建て替えと貨車駅の撤去が行われ、現在の駅舎が完成しました。さらに、平成21年（2009年）3月14日には東京近郊区間に編入され、利便性の向上が図られました。

駅の構造と設備

東横田駅は地上駅で、単式ホーム1面1線を有しています。ホームは4両編成の電車に対応しており、久留里駅からの管理のもと無人駅として運営されています。現在の待合室は平成19年（2007年）に新築されたもので、以前は廃車になった車掌車を改造したものが使用されていました。

駅には乗車駅証明書発行機が設置され、利用者の利便性を高めています。トイレは男女別で、バリアフリーにも対応した水洗式トイレが設置されています。上総亀山駅方面へは公道と踏切が接続しています。

利用状況と周辺環境

平成18年（2006年）度の1日平均乗車人員は156人でした。近年は利用者数の減少傾向が見られます。駅周辺は、国道165号、国道409号、千葉県道165号横田停車場上泉線、千葉県道167号馬来田停車場中川線など主要道路が通っており、交通の便は比較的良好です。

周辺には、旧平川町役場庁舎、袖ケ浦市役所平川行政センター、袖ケ浦市立平川公民館、袖ケ浦市立平川中学校、袖ケ浦市立平岡小学校（徒歩約33分）、百目木公園、千葉信用金庫平川支店、君津信用組合平川支店などの公共施設や金融機関が立地しています。また、観光スポットとして知られる東京ドイツ村も鉄道利用の場合の最寄り駅となりますが、駅からは約3kmの距離があります。その他、袖ヶ浦フォレストレースウェイも比較的近くにあります。

バス路線としては、日東交通が運行する路線バスが利用可能です。「東横田」停留所からは木更津駅東口行きの馬来田線が、「平川行政センター」停留所からは袖ケ浦バスターミナル行きののぞみ野・平岡線が運行されています。

隣の駅

東横田駅の隣接駅は、久留里線において、下り方面が馬来田駅、上り方面が横田駅です。

まとめ

東横田駅は、長きに渡り地域住民に利用されてきた歴史を持つ駅です。近年は利用者数の減少が課題となっていますが、バリアフリー対応設備の充実や周辺環境の整備により、利便性の向上に努めています。今後も地域社会に貢献する存在として、その役割を果たしていくことが期待されます。

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