東水島駅

東水島駅（ひがしみずしまえき）

東水島駅は、岡山県倉敷市潮通三丁目に所在する水島臨海鉄道港東線の貨物駅です。

歴史

その歴史は、1962年（昭和37年）7月1日に倉敷市営鉄道の日鉱前駅として開業したことから始まります。駅名の由来となった「日鉱」は、駅の南側に位置するジャパンエナジー（現・ENEOS）の前身である日本鉱業の略称です。

1969年（昭和44年）7月1日には日本鉱業専用鉄道の運輸が開始され、1970年（昭和45年）4月1日に水島臨海鉄道へ譲渡されました。その後、1971年（昭和46年）10月には三菱化成（現・三菱ケミカル）専用鉄道の運輸も開始されました。

1972年（昭和47年）3月15日には、駅から0.3km東へ移転し、現在の東水島駅に改称。同時にコンテナ貨物の取り扱いを開始し、貨物駅としての役割を強化しました。

駅構造

地上駅である東水島駅は、1面2線のコンテナホームを有し、その他にも数本の側線が敷設されています。かつては駅構内の西側から分岐し南へ向かう2つの専用鉄道が存在しました。

専用鉄道

ジャパンエナジー水島製油所（現・ENEOS水島製油所）への専用鉄道

製油所で生産されたガソリン、潤滑油、ノルマルパラフィンなどの燃料油の発送が行われていました。特に潤滑油の発送は晩年まで継続されましたが、2003年（平成15年）頃に廃止されました。
三菱化学水島事業所（現・三菱ケミカル岡山事業所）への専用鉄道

事業所で生産されたアルデヒドなどの化学薬品の発送が行われていましたが、1995年（平成7年）2月に廃止されました。

1990年（平成2年）頃から1992年（平成4年）6月までは、タキ6550形貨車が駅構内に複数留置されていました。

取り扱う貨物の種類

東水島駅では、以下の貨物を取り扱っています。

コンテナ貨物
12ftコンテナ
20ftコンテナ
ISO規格20ft海上コンテナ
30ftコンテナ
31ftコンテナ
車扱貨物

駅周辺

駅周辺は水島臨海工業地帯となっており、多くの大規模工場が立ち並んでいます。

東京製鐵岡山工場
中国電力水島火力発電所
三菱ケミカル岡山事業所
ENEOS水島製油所

その他

2019年（令和元年）10月27日に実施された「2019 鉄道の日記念フェスタ」では、4両編成の気動車が当駅に乗り入れる企画が行われました（ただし、当駅での乗降は不可）。

隣の駅

水島臨海鉄道 港東線

水島駅 - 東水島駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

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