東洋観光 (バス会社)
東洋観光株式会社について
東洋観光株式会社は、神奈川県横須賀市に本社を構える京急グループのバス会社です。1953年の設立以来、貸切バス事業、特定バス事業、旅行業を主な事業として展開しており、全国旅行業協会の正会員でもあります。京浜急行バスが100%出資する子会社であり、京浜急行バスグループの一員として、地域の人々の移動を支えています。
設立と歴史
1953年2月18日、横須賀タクシーが経営する観光バス会社として設立されました。1955年7月30日には、京浜急行電鉄（現在の京浜急行バス）の関連会社となり、京急グループの一員としての歩みを始めました。2008年には、京急観光バスの会社清算に伴い、その事業と車両の一部を譲り受け、事業を拡大しました。
2021年6月には、2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」（三菱ふそう・エアロキング）の運行を開始し、ARツアーを実施しました。このバスは貸切バスとしても利用できましたが、2024年4月に惜しまれつつも廃車となりました。
本社・営業所
車両について
東洋観光のバス車両は、かつては独自のカラーリングが採用されていましたが、京急観光バスから車両を譲り受けて以降、新車導入時には京急観光バスの塗色に合わせるようになりました。
大型車、中型車、小型車を保有しており、用途に応じて使い分けられています。大型車は主に三菱ふそう製が採用されています。過去には、オープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」も保有していました。
2020年の東京パラリンピックでは、選手や関係者の輸送を担当し、その際、京浜急行バスから羽田空港リムジンバス用の車椅子リフト装備車両を借り受けて活用しました。
中型車は日野・メルファ、小型車は日野・リエッセ（観光仕様トップドア車）が採用されています。中型・小型車は、水色を基調とした独自の塗装が施されています。
また、特定輸送車も数十台保有しており、主な車種は以下の通りです。
- - 三菱ふそうエアロスター（横浜市立上菅田特別支援学校スクールバス・聖坂養護学校スクールバスなど）
- - 日野メルファ（横浜市立北綱島特別支援学校スクールバス・横浜市立中村特別支援学校スクールバスなど）
- - いすゞガーラミオ（横浜市立北綱島特別支援学校スクールバスなど）
- - 三菱ふそうエアロバス（横浜市立本郷特別支援学校スクールバスなど）
- - いすゞエルガ
2024年4月16日時点での保有車両数は77台です。
その他
東洋観光株式会社は、以下の企業とは一切関係ありません。
外部リンク
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