東海面

東海面（トンヘめん）の概要

東海面は、大韓民国慶尚北道浦項市南区に位置する面です。迎日湾の沿岸に広がり、虎尾串面、九龍浦邑、長鬐面、烏川面、青林洞と隣接しています。この地域は、美しい自然景観と豊かな歴史的背景を持ち合わせており、多くの観光客が訪れる場所となっています。

主な観光スポット

浦項空港: 東海面には浦項空港があり、空の玄関口として機能しています。
都邱海水浴場: 美しい砂浜が広がる海水浴場は、夏には多くの海水浴客で賑わいます。
日月池・日月祠堂: 『三[[国遺事]]』に登場する「延烏郎と細烏女」の伝説にちなんだ場所で、神秘的な雰囲気が漂います。
モクゲンジとシロヤマブキの群落地: 発山里には、天然記念物に指定されているモクゲンジとシロヤマブキの群生地があり、自然愛好家にとっては見逃せないスポットです。
李陸史の「青葡萄」: 独立運動家であり詩人であった李陸史が、1938年に「青葡萄」を詠んだ場所として、都邱里が知られています。

行政区画

東海面は、14の法定里と28の行政里から構成されています。面事務所は都邱2里に位置しています。

以下は、東海面を構成する法定里の一覧です。

孔堂里 (공당리)
金光里 (금광리)
都邱里 (도구리)
馬山里 (마산리)
発山里 (발산리)
上政里 (상정리)
石里 (석리)
新亭里 (신정리)
薬田里 (약전리)
林谷里 (임곡리)
立岩里 (입암리)
中山里 (중산리)
中興里 (중흥리)
* 興串里 (흥환리)

歴史

東海面の歴史は古く、三韓時代には辰韓12国の一つである勤耆国の領域でした。三国時代には新羅の支配下に入り、斤烏支県または烏良友と呼ばれていました。統一新羅時代には臨汀県となり、義昌郡（後の興海郡）の領県となりました。

高麗時代には迎日県となり、慶州大都護府に内属しました。李氏朝鮮時代には迎日県（または延日県）は慶州府に属し、1765年時点では夫山面に相当する地域でした。

夫山面は、時代とともに里の構成が変化しました。1895年には迎日郡東海面となり、都邱・立石・薬田など17の里がありました。日本統治時代には、里の統合や名称変更を経て、1914年に迎日郡東海面として再編されました。

その後、滄洲面の一部が東海面に編入されたり、東海面の一部が九龍浦邑や大甫面へ編入されるなど、行政区画の変更が繰り返されました。1988年には、洞が里に統一されました。1995年には金光里の一部が長鬐面井泉里へ編入され、現在に至ります。

東海面は、その長い歴史の中で、多様な変化を経験し、現在に至っています。自然の美しさと歴史の深さが調和したこの地域は、多くの人々に愛されています。

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