東田子の浦駅

東田子の浦駅の概要

東田子の浦駅（ひがしたごのうらえき）は、静岡県富士市の中柏原新田にあり、東海旅客鉄道（JR東海）東海道本線の駅です。駅番号はCA06です。この駅は富士市の元吉原地区に位置し、南東部にあたります。また、駅の約1キロメートル東には富士市と沼津市の境界線が通っています。

駅名は、田子の浦の東側に位置することから名付けられました。1949年、地域住民の要望によって開設され、駅舎や関連施設は近隣住民の協力のもとで建設されました。初めは日本国有鉄道（国鉄）が運営しましたが、1987年に行われた国鉄の民営化によってJR東海に移管されました。現在は無人駅でありながら、お客様サポートサービスを導入しています。

駅の歴史

1. 1949年（昭和24年）9月15日 - 日本国有鉄道東海道本線の原 - 鈴川間に新設開業しました。このときの運営は旅客営業のみでした。
2. 1961年（昭和36年）4月7日 - 駅構内に跨線橋が設置され、より便利になりました。
3. 1984年（昭和59年）2月1日 - 荷物の取扱を終了しました。
4. 1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄の分割民営化により、JR東海によって継承されました。
5. 2005年（平成17年）10月5日 - 自動改札機が導入され、利便性が向上しました。
6. 2008年（平成20年）3月1日 - ICカード「TOICA」が利用できるようになりました。
7. 2025年（令和7年）6月1日 - お客様サポートサービスが導入され、無人駅となります。

駅構造

東田子の浦駅は、地上にある2面3線のホームを持つため、乗客は利便性を享受できます。南側には単式ホーム1面1線が、北側には島式ホーム1面2線が配置されています。単式ホームは1番線、島式ホームの南側が2番線、北側が3番線となっています。下り列車は1番線で発車し、上り列車は3番線を使用します。2番線は主に待避線として、特定の列車が使用されています。

駅舎と設備

駅舎は1番線の南側に位置し、木造のリニューアル済みで、外壁には富士山の美しい絵が描かれています。自動券売機や待合室もあります。また、改札口には簡易型の自動改札機が設置されています。1番線ホームと2番・3番線ホームは跨線橋で接続されています。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は約1,573人であり、周辺に住む人々や通勤・通学客の重要な交通手段となっています。1993年度以降、乗降者数の推移も注目されています。

駅周辺

駅の前には、東田子の浦駅開業を記念する大きな碑が存在し、訪れる人々に印象を与えています。南に進めば約300メートルで海に到達します。周辺には、吉原柏原簡易郵便局や国道1号、浮島ヶ原自然公園などの施設もあり、住民や観光客にとっても便利な立地と言えます。さらに、バス路線も充実しており、駅前には富士急静岡バスと富士急シティバスの路線が発着しています。他にも、さまざまな店舗が駅近くに集まっています。

このように、東田子の浦駅は地域の交通の要所として多くの人に利用されています。

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