東野駅 (京都府)

東野駅：京都市営地下鉄東西線の駅

東野駅は、京都府京都市山科区東野片下り町に位置する、京都市営地下鉄東西線の駅です（駅番号：T06）。1997年10月12日、東西線醍醐駅～二条駅間の開通と同時に開業しました。東西線の駅の中では最も開業が遅れた駅として知られています。

駅の歴史

駅の建設工事は1995年7月31日に着工。駅施設の完成は1997年7月31日でしたが、その後も周辺環境整備は継続され、東野交差点地下道の整備が国土交通省の事業として行われました。2007年4月1日からは、ICカード「PiTaPa」が利用可能となりました。

駅の構造

東野駅は、1面2線の島式ホームを持つ地下駅です。ホームには、乗客の安全を守るためのホームドアが設置されています。東西線各駅にはそれぞれ異なるステーションカラーが設定されており、東野駅のステーションカラーは藤色です。落ち着いた雰囲気の駅となっています。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は約11,018人です。近年は、周辺地域の開発や人口増加に伴い、利用者数は緩やかな増加傾向にあります。

駅周辺

東野駅は、交通の要衝である山科東野交差点の直上に位置しています。この交差点には、国道1号（五条バイパス）、京都外環状線が交差しており、交通量が多い場所です。東海道新幹線も近くを通っています。

駅周辺には、歴史的な寺院である山科本願寺跡、山科図書館、山科青少年活動センター、山科郵便局など、様々な施設があります。生活利便性も高い地域と言えるでしょう。

バス路線

東野駅周辺は、複数のバス路線が乗り入れているため、周辺地域へのアクセスも良好です。京都市営バス、京阪バスが運行する様々な路線が利用できます。2021年12月1日の市バスダイヤ改正により、特80系統（河原町三条行）も運行を開始しています。具体的には、駅東側、西側、南側にバス停があり、それぞれ異なる路線が運行されています。京阪バスは、小山、大宅、京都橘大学、四条大宮、京都駅八条口など、幅広いエリアへのアクセスを提供しています。

隣の駅

椥辻駅
山科駅

東野駅は、椥辻駅と山科駅の中間に位置しており、東西線の利用者にとって重要な拠点となっています。

まとめ

東野駅は、交通アクセスが良く、周辺環境も整った便利な駅です。歴史ある建造物や公共施設も近隣にあり、生活拠点として魅力的な場所と言えるでしょう。今後も、周辺地域の開発とともに、駅の利用者数は増加していくことが予想されます。

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