松丘村

松丘村（まつおかむら）

概要

松丘村は、かつて千葉県君津郡（望陀郡）に存在した村です。現在の君津市の東部、旧上総町の中部に位置していました。村域の大部分は山地で占められており、小櫃川の上流域に位置しています。村の中心となる丘には3株の老松があり、これが村名の由来となっています。

歴史

1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行に伴い、大戸見村、広岡村、平山村、山滝野村、大坂村、加名盛村、大中村、利根村、柳城村、高水村の10ヶ村が合併し、望陀郡松丘村として発足しました。

1897年（明治30年）4月1日には、望陀郡が統合され、君津郡の一部となりました。

1936年（昭和11年）3月25日には、久留里線久留里駅 - 上総亀山駅間が開業し、村内には平山駅と上総松丘駅が開業しました。これにより、地域住民の交通の利便性が向上しました。

1954年（昭和29年）10月1日、松丘村は久留里町、亀山村と合併し、上総町が発足したことで、松丘村はその歴史を終えました。

その後、1970年（昭和45年）9月28日に上総町は君津町、小糸町、清和村、小櫃[[村]]と合併して君津町となり、上総町も消滅しました。さらに1971年（昭和46年）9月1日には、君津町が市制を施行し、君津市となりました。

交通

鉄道

村内には、久留里線が通っており、以下の駅がありました。

平山駅
上総松丘駅

なお、1944年12月16日から1947年4月1日までの間、久留里駅 - 上総亀山駅間が営業休止となったため、これらの駅も一時的に営業を休止していました。

道路

久留里街道（現在の国道410号）が村内を通過していました。

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201
日本加除出版株式会社編集部『全国市町[[村]]名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180

関連項目

千葉県の廃止市町[[村]]一覧

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