松井源之助

松井源之助

松井源之助（まつい げんのすけ）は、1889年（明治22年）10月25日に生まれ、1950年（昭和25年）6月19日に没した、日本の陸軍軍人です。最終階級は陸軍少将。旧姓は亀井。千葉市長を務めた松井旭は実子にあたります。

生涯

奈良県出身の松井源之助は、1910年（明治43年）5月に陸軍士官学校（22期）を卒業。同年12月に歩兵少尉に任官し、歩兵第70連隊に配属されました。その後、留守歩兵第30連隊などを経て、1921年（大正10年）11月には陸軍大学校（33期）を卒業しています。

1921年12月には歩兵第30連隊の中隊長に任命され、その後、参謀本部付勤務、参謀本部員、参謀本部付（支那研究員）を歴任。1926年（大正15年）3月には歩兵少佐に昇進しました。同年12月には歩兵第27連隊に配属され、同連隊の大隊長を務めた後、1929年（昭和4年）8月から1931年（昭和6年）8月まで通化に駐在しました。この間、1930年（昭和5年）8月には歩兵中佐に進級しています。

1931年8月には歩兵第26連隊に配属され、関東軍司令部付（錦州特務機関）、支那駐屯軍司令部付（張家口特務機関長）を歴任。1935年（昭和10年）8月には歩兵大佐に昇進しました。同年9月には関東軍司令部付を兼務し、同年12月には第5師団司令部付（広島文理大学配属）となり帰国。

1937年（昭和12年）3月には函館連隊区司令官に転じ、1938年（昭和13年）3月には留守第7師団司令部付となりました。同年7月、陸軍少将に進級すると同時に待命となり、同月、予備役に編入されました。

1947年（昭和22年）11月28日には、公職追放仮指定を受けています。

栄典

松井源之助は、その軍歴において以下の栄典を受けています。

1911年（明治44年）3月10日 - 正八位
1914年（大正3年）2月10日 - 従七位
1919年（大正8年）3月20日 - 正七位
1924年（大正13年）5月15日 - 従六位

参考資料

秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
* 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

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