松崎ナオ

松崎ナオ：危うさとコケティッシュが交錯するシンガーソングライター

松崎ナオは、1976年1月8日に東京で生まれた女性シンガーソングライターです。本名は松崎名央。A型で身長166cm。1998年にメジャーデビューを果たして以降、インディーズでの活動を経て、現在は3ピースバンド「鹿の一族」のボーカルとしても活躍しています。

音楽性

彼女の音楽は、危うさとコケティッシュな魅力が混ざり合った独特な歌声と、内省的な歌詞が特徴です。ギターやピアノでの弾き語りを中心に、時にはドラムやベースを加えたバンドスタイルでの演奏も行います。楽曲制作においては、デビュー当初はピアノで弾き語りをしていましたが、ドラムを叩きながら作曲していた時期もあります。デビューまでには3〜4年の歳月を要し、その間にディレクターから曲作りを叩き直されたというエピソードも。デビューアルバムは、打ち込みで作った楽曲をアレンジャーが楽器で再現したことで、多彩な楽器を用いた凝ったサウンドに仕上がりました。

経歴

1995年にSDオーディションに参加し、1997年には自主制作映画「シンク」で主演を務め、PFF（ぴあフィルムフェスティバル）でグランプリを受賞するなど、音楽活動以前から才能を発揮していました。1998年、シングル「花びら」でEpic/Sony Recordsからメジャーデビュー。ファーストミニアルバム『風の唄』やセカンドアルバム『正直な人』をリリースします。1999年には、テレビドラマ『リング〜最終章〜』で、シングル「白いよ。」のミュージックビデオが劇中で重要な役割を果たす“呪いのビデオ”として使用され、最終回には本人も出演しました。2000年には、下北沢で主催イベントを開催し、椎名林檎率いる虐待グリコゲンがシークレットゲストとして登場。2001年には、サードアルバム『虹盤』を発表し、佐久間正英プロデュースのシングル「太陽」をリリースします。

2002年にエピックレコードジャパン/ソニーミュージックとの契約を解除し、活動の場をインディーズに移します。同年、椎名林檎のカバーアルバム「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」に参加し、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」をカバー。2003年には、インディーズレーベルからミニアルバム『FLOR TREM』を発表します。2006年には、M&Iレーベルより4枚目のフルアルバム『Flower Source』をリリース。収録曲の「川べりの家」は、NHK総合『ドキュメント72時間』のテーマ曲に起用され、「hello goodbye」は映画『きみの友だち』の挿入歌となりました。2016年には、ウルフルズのトリビュートアルバムに参加し、2017年には椎名林檎とのコラボシングルをリリース。2018年には鹿の一族の1stアルバムをリリースするなど、精力的に活動しています。2019年には、クリスマスの約束で小田和正と初共演を果たし、実父がオフコースがメジャーデビュー後最初に所属した事務所の社長であったことが明かされました。また、高校卒業後にインドネシアでホームステイをしていた経験や、ミッツ・マングローブと大学在学中からの友人であることも知られています。

その他の活動

松崎ナオは、楽曲提供や、ミュージックビデオ制作にも携わっています。鈴木紗理奈に提供した「ボクの夜」と「革命宣言ス。」は、亀田誠治が編曲を担当しました。

ディスコグラフィー

シングル
花びら (1998)
白いよ。(1999)
太陽 (2001)

スタジオ・アルバム
正直な人 (1998)
虹盤 (2001)
Flower Source (2006)
気持ちバタフライ (2008)
そんな印象ガール (2009)
賞 (2013)
39（サンジュウキュウ）(2015)
鹿の一族 (2018)（鹿の一族として）

ミニアルバム
風の唄 (1998)
FLOR TREM (2003)


参加作品
唄ひ手冥利〜其ノ壱〜 (2002) (椎名林檎のカバーアルバム)
強烈ロマンス (2002) (ミツキヨのシングル)
ウルフルズTribute 〜Best of Girl Friends〜(2016)

コラボ作品
おとなの掟 (2017) (椎名林檎と松崎ナオ名義)

関連人物

伊藤毅
鈴木紗理奈
茶谷英司朗
湯浅篤
渡辺善太郎

外部リンク

公式ウェブサイト
液晶座談会 - ブログ
松崎ナオ ライブ情報
松崎ナオ (@naonks) - X（旧Twitter）
* 松崎ナオ (nao.matsuzaki.5) - Facebook

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