松本広域連合

松本広域連合について

松本広域連合（まつもとこういきれんごう、英：Matsumoto Region Union）は、長野県中信地方の松本地域に所在する特別地方公共団体です。複数の市町村が連携し、広域的な行政課題に対応するために設立されました。

組織

松本広域連合は、以下のような組織で構成されています。

松本広域連合議会: 定数26の議員で構成される議決機関です。
松本広域連合事務局: 連合の事務を処理する執行機関です。

主な業務内容

松本広域連合では、以下の分野で広域行政事務を活発に行っています。

医療: 地域医療の連携や医療体制の整備を推進します。
ごみ処理: 広域的なごみ処理施設の運営や資源リサイクルの推進を行います。
消防業務: 広域消防体制を整備し、災害対応や救急活動を行います。
地域開発: 広域的な視点での地域振興や都市計画を推進します。

歴代広域連合長

松本広域連合の歴代広域連合長は以下の通りです。

初代：有賀正（松本市長、当時）
2代：菅谷昭（松本市長、当時）
3代：臥雲義尚（松本市長、現職）

松本広域消防局

松本広域消防局は、松本広域連合が運営する消防本部です。

概要

所在地: 長野県松本市渚1-7-12
管轄区域: 松本広域連合内の塩尻市旧楢川村を除く地域
塩尻市旧楢川村地区は、木曽広域連合に委託して消防業務が行われています。
将来的に、松本広域連合が塩尻市内に消防署を新設し、同地区も管轄にする計画があります。
特徴: 渚消防署には、県内で2隊目の高度救助隊が配置されています。

沿革

松本広域消防局は、以下のような歴史を辿っています。

1993年4月：松本広域消防局が発足。
2004年7月：新潟・福島豪雨災害に緊急消防援助隊を派遣。
2004年10月：新潟県中越地震に緊急消防援助隊を派遣。
2011年3月：東日本大震災に緊急消防援助隊を派遣。
2014年9月：御嶽山噴火災害に応援出場。

消防署・出張所

松本広域消防局には、複数の消防署や出張所が設置されています。

不祥事

松本広域消防局では、過去に以下の不祥事が発生しています。

2020年3月: 20代の男性消防士が、飲酒後にJR松本駅ビルの商業施設に侵入し、消火器を噴射する事件を起こしました。この消防士は建造物侵入と威力業務妨害の疑いで逮捕されましたが、後に不起訴処分となりました。消防局は、この消防士を減給10分の1（1ヵ月）の懲戒処分としました。
2023年4月: 49歳の消防職員（係長）が、2020年に知人との口論が原因で脅迫罪で罰金刑を受けたとして、減給10分の1（3ヵ月）の懲戒処分を受けました。

その他

外部リンク

松本広域消防局

関連項目

119番
#7119番 (救急安心センター)
長野県の広域連合
上田地域広域連合
上伊那広域連合
木曽広域連合
北アルプス広域連合
佐久広域連合
諏訪広域連合
長野広域連合
北信広域連合
南信州広域連合
長野県地方税滞納整理機構
長野県後期高齢者医療広域連合

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