板野央

地方競馬を代表する名手：板野央の軌跡

板野央騎手は、1982年3月23日生まれの兵庫県競馬組合園田競馬場所属の騎手です。地方競馬教養センター短期騎手課程（第32期生）を経て、2001年3月31日に地方競馬騎手免許を取得。同年4月12日、園田競馬場でデビューを果たしました。デビュー戦こそ7着に終わりましたが、わずか5日後の4月17日には初勝利を挙げ、その才能の片鱗を垣間見せます。

2005年には、重賞競走である園田プリンセスカップを制覇し、重賞初制覇を成し遂げました。その後も活躍を続け、2006年には地方競馬通算100勝を達成。同年には中央競馬にも挑戦し、京都競馬場で騎乗しましたが、結果は未勝利に終わりました。

地方競馬では、2007年に通算200勝、2009年には通算300勝を達成するなど、着実に勝利数を重ねていきます。2008年には、エリザベスクィーンに騎乗した際、ハクホークインが保持していた国内最多連敗記録を更新する出来事もありました。この記録的な連敗は、その後166戦目で初勝利を収めることになります。

板野騎手は、小牧太、赤木高太郎、岩田康誠といったベテラン騎手がJRAに移籍し、地方競馬界の競争が激化した時期に頭角を現します。2006年には65勝を挙げ、リーディング5位にランクイン。その後も安定してリーディング上位に名を連ねる活躍を続けました。

所属厩舎についても変更があり、2018年5月5日には荒山義則厩舎から田中範雄厩舎へ、同年10月1日には木村健厩舎へと移籍しています。

2011年12月31日時点での地方競馬通算成績は、6045戦516勝、2着591回、3着632回、勝率8.5%、連対率18.3%と輝かしい成績を残しています。中央競馬の戦績は2戦0勝です。

数々の重賞競走を制覇しており、主な勝ち鞍としては、園田プリンセスカップ（ティーサー）、兵庫クイーンカップ（キーポケット、エンタノメガミ）、園田ジュニアカップ（タマモリターン）、福山牝馬特別（キーポケット）、六甲盃（マイエンブレム）、秋桜賞（エンタノメガミ）、園田FCスプリント（ミナミノヒリュウ）、梅桜賞（ユノエスケープ）などがあります。

地方競馬界で長きに渡り活躍を続ける板野央騎手。その卓越した騎乗技術と勝負強さは、多くの競馬ファンを魅了し続けています。今後の活躍にも期待がかかります。

主な勝ち鞍

園田プリンセスカップ：ティーサー
兵庫クイーンカップ：キーポケット、エンタノメガミ
園田ジュニアカップ：タマモリターン
福山牝馬特別：キーポケット
六甲盃：マイエンブレム
秋桜賞：エンタノメガミ
園田FCスプリント：ミナミノヒリュウ
梅桜賞：ユノエスケープ

参考情報

地方競馬情報サイト
nankankeiba.com
* ぼちぼち園田競馬

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