桜橋停留場

桜橋停留場：富山市中心部の歴史と自然が交差する停留場

桜橋停留場は、富山県富山市本町に位置する、富山地方鉄道富山軌道線本線の停留場です。駅番号はC11で、富山県道22号富山停車場線上の併用軌道上にあります。松川べりという市民の憩いの場、そして桜の名所として知られるエリアに近接しているため、観光客や地元住民の利用が盛んです。

歴史を刻む停留場

桜橋停留場には、長い歴史があります。1913年（大正2年）9月1日、富山電気軌道の停留場として開業しました。その後、1920年（大正9年）7月1日に富山市に譲渡され、富山市営軌道の停留場となります。そして、1943年（昭和18年）1月1日には路線譲渡により、現在の富山地方鉄道の停留場となりました。

太平洋戦争中の1945年（昭和20年）8月2日、富山大空襲により被災し、一時休止を余儀なくされました。しかし、1946年（昭和21年）1月14日、南富山駅前と富山駅前間の復旧に伴い営業を再開。戦後復興を象徴する存在として、人々の生活を支え続けてきました。

停留場の構造と周辺環境

桜橋停留場は、相対式ホーム2面2線の地上駅です。ホームは交差点を挟んで千鳥式に配置されています。この配置は、道路交通との安全な共存を図る上で有効な設計となっています。

停留場周辺は、富山市の中心地であり、歴史的建造物や自然豊かなスポットが共存する魅力的なエリアです。徒歩圏内には、富山市役所、富山県民会館、富山マンテンホテル、富山第一ホテルといった主要施設が集積しています。また、日本さくら名所100選にも選ばれている松川べり彫刻公園や、国の登録有形文化財である桜橋、そして富山城址公園（佐藤記念美術館）も近接しています。ショッピング施設である大阪屋ショップ北新町店も近くにあります。松川の流れと桜並木が織りなす美しい風景は、多くの観光客を魅了しています。

アクセスと周辺情報

桜橋停留場を利用すれば、これらの観光スポットや公共施設へ容易にアクセスできます。桜の季節には、満開の桜並木が停留場周辺を彩り、美しい景色を楽しむことができます。周辺には飲食店も多く、観光の拠点としても最適な場所と言えるでしょう。

隣の停留場

桜橋停留場の隣接する停留場は、荒町停留場（C10）と電気ビル前停留場（C12）です。これらの停留場を利用することで、富山市のさらに広い範囲を容易に移動することができます。

まとめ

桜橋停留場は、歴史と自然、そして都市機能が調和した、富山市を代表する停留場です。その周辺には、観光、ビジネス、そして市民生活を支える多くの施設が集積しており、富山を訪れた際にはぜひ訪れたい場所の一つと言えるでしょう。美しい桜並木と、歴史的建造物、そして賑やかな街並みが織りなす魅力的な空間を、桜橋停留場から体感してみてください。

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