梅の里昭二

梅の里 昭二（うめのさと しょうじ）

プロフィール

梅の里昭二は、1964年5月3日生まれ、茨城県水戸市出身の元大相撲力士です。本名は小泉昭二。高砂部屋に所属し、最高位は西十両13枚目（1993年7月場所）。血液型はO型。得意技は右四つ、寄りです。読書を趣味としています。

来歴

実兄は元関脇の水戸泉政人です。兄弟で参加した力士のサイン会で高砂部屋に勧誘され、中学卒業と同時に1980年3月場所で初土俵を踏みました。四股名である「梅の里」は、故郷水戸の梅まつりに由来しており、祭りは家族にとって大切な思い出だったそうです。三段目までは順調に昇進しましたが、膝の怪我もあり幕下で苦労しました。

1992年7月場所、兄・水戸泉が幕内優勝を果たした際、梅の里は付け人を務めており、支度部屋で兄弟が抱き合って喜ぶ姿が全国放送され、大きな話題となりました。1993年7月場所には十両に昇進。兄と同じ黄金色の締め込みを締めて土俵に上がりました。容姿が似ていたため、兄と間違われて声援を受ける微笑ましい場面もありましたが、成績は5勝10敗と負け越し、幕下へ陥落しました。その後も十両復帰を目指しましたが、膝の故障に悩まされ、幕下や三段目で低迷しました。

2000年9月場所に水戸泉が引退。梅の里は以前から兄と同時に引退することを考えていましたが、水戸泉に「断髪式の準備を始めるまで待ってくれ」と言われたため、2場所後の2001年1月場所まで現役を続けました。引退後の同年4月には、テレビ東京系のオーディション番組『ASAYAN』の映画俳優オーディションに参加し、最終選考まで残りました。

現在は、2002年に水戸泉が開設した錦戸部屋でマネージャーを務めています。

エピソード

現役時代に一度だけ引分を経験しています。1986年7月場所5日目の市ノ渡三四四戦で記録されたもので、大相撲の本場所における全取組（幕内・十両・取的）を通して最後の引分となっています。

主な戦績

通算成績：439勝404敗40休1分 勝率.521
十両成績：5勝10敗 勝率.333
現役在位：126場所
十両在位：1場所

各段優勝

序二段優勝：1回（1983年9月場所）

場所別成績

（省略）

改名歴

梅の里 昭二（うめのさと しょうじ）：1980年3月場所 - 1996年11月場所
梅乃里 昭二（読み方同じ）：1997年1月場所 - 2001年1月場所

脚注

（省略）

関連項目

大相撲力士一覧

外部リンク

錦戸部屋（Nishikido Heya）
梅の里 昭二 - 相撲レファレンス

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