棋聖戦 (韓国)

韓国棋聖戦：歴史と記録

韓国棋聖戦は、1989年に創設された歴史ある囲碁の棋戦です。当時、総額1億5千万ウォンという高額な賞金が話題を呼び、韓国国内で最も注目される棋戦の一つとしてスタートしました。

2001年からは現代自動車が後援となり、「現代自動車杯棋聖戦」として開催されました。しかし、2008年の第19期をもって終了しています。

棋戦の概要

主催: 世界日報
後援: 現代自動車（第12期以降）
優勝賞金:
第1期-10期: 800万ウォン
第11期: 2400万ウォン
第12期-19期: 1800万ウォン

対局方式

棋聖戦の対局方式は、時代によって変遷しています。

第1期-11期: 8名によるリーグ戦を行い、上位者が挑戦者を決定
第12期以降: 16名によるトーナメント戦を行い、決勝三番勝負の勝者が挑戦権を獲得
挑戦手合: 棋聖位への挑戦手合は、七番勝負、五番勝負、三番勝負と期によって異なりました。
第2-8期: 七番勝負
第9期、第12-17期: 五番勝負
第10-11期、第18期以降: 三番勝負
コミ: コミは、第1期から第11期までは5目半、第12期以降は6目半でした。

歴代優勝者

年度	優勝者	スコア	挑戦者
:-	:-	:-	:-
1990年	曺薫鉉	4-2	劉昌赫
1991年	劉昌赫	4-1	曺薫鉉
1992年	曺薫鉉	4-2	劉昌赫
1993年	李昌鎬	4-3	曺薫鉉
1994年	李昌鎬	4-0	曺薫鉉
1995年	李昌鎬	4-3	曺薫鉉
1996年	李昌鎬	4-0	曺薫鉉
1997年	李昌鎬	4-2	崔明勲
1998年	李昌鎬	3-2	曺薫鉉
1999年	李昌鎬	2-0	睦鎮碩
2000年	李昌鎬	2-1	崔珪昞
2001年	李昌鎬	3-1	劉昌赫
2002年	李昌鎬	3-2	睦鎮碩
2003年	李昌鎬	3-2	曺薫鉉
2004年	崔哲瀚	3-1	李昌鎬
2005年	朴永訓	3-2	崔哲瀚
2006年	朴永訓	3-0	安祚永
2007年	朴永訓	2-0	崔哲瀚
2008年	朴永訓	2-1	白洪淅

記録

11連覇: 李昌鎬（1993年-2003年）

李昌鎬九段が11連覇という偉業を達成し、棋聖戦の歴史に名を刻んでいます。

関連項目

棋聖 (囲碁))（日本の棋戦）

外部リンク

韓国棋院「現代自動車杯棋聖戦」
* 囲碁データベース「棋聖戦」 - ウェイバックマシン（2004年4月3日アーカイブ分）

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