森谷圭介

森谷 圭介

1994年3月4日生まれ、埼玉県出身のプロラグビー選手、森谷 圭介は、ジャパンラグビーリーグワンに所属する東京サントリーサンゴリアスで主にフルバック（FB）としてプレーしている。
身長184cm、体重90kgという恵まれた体格を活かし、ピッチ上で躍動する。

キャリア形成期

高校は正智深谷高校に進学しラグビーに打ち込む。高校卒業後の2012年、ラグビー強豪校として知られる帝京大学に入学した。
大学ではラグビー部に所属し、特に4年次となる2015年にはバックス（BK）のリーダーという重責を担う。
この年、チームは史上初の全国大学選手権7連覇という偉業を達成。森谷はチームの中心選手として、この歴史的な記録樹立に大きく貢献した。
また、大学在学中には、ニュージーランドを拠点とするスーパーラグビーチーム、クルセイダーズの下部チームに参加するなど、海外での経験も積んだ。

プロフェッショナルキャリア

帝京大学を卒業後、2016年にトップリーグのパナソニック ワイルドナイツ（現・埼玉パナソニックワイルドナイツ）へ加入し、プロキャリアをスタートさせた。
同年8月26日に行われたジャパンラグビートップリーグ開幕節、ヤマハ発動機ジュビロとの試合に先発メンバーとして出場し、公式戦での記念すべき初出場を飾った。
パナソニックで経験を積んだ後、2019年12月にはスーパーラグビーに参戦するサンウルブズの2020年シーズンスコッドに選出される。
翌2020年1月には、ジェイク・シャッツと共にサンウルブズの共同キャプテンという大役を任され、国際舞台でのリーダーシップを発揮した。
そして2021年、サントリーサンゴリアス（現・東京サントリーサンゴリアス）への移籍を果たし、現在も同チームの主力選手として活躍を続けている。

代表経験

国際舞台での経験も豊富だ。
アンダー世代では、U20日本代表やジュニア・ジャパンに選出されている。
さらに、世界選抜のメンバーとしてもプレーした経験を持つなど、国内外でその実力が認められている。

人物と周辺

森谷は3人兄弟の末弟にあたる。
長兄である和博氏は元ラグビー選手で、かつてはリコーブラックラムズでプレーしていた。
次兄の直貴氏もラグビー選手であり、キャノンイーグルスでのプレーを経て、現在は清水建設江東ブルーシャークスに所属している。
このように、ラグビー一家で育ったことが、自身のキャリアにも大きな影響を与えていると言えるだろう。
帝京大学時代の同期には、浅堀航平、荒井康植、坂手淳史といった後にトップレベルで活躍する選手たちがおり、共に大学ラグビーの頂点を極めた仲間たちとの絆も深い。

森谷圭介は、大学時代からの輝かしい実績と、プロ入り後の国内外での貴重な経験を持つ、日本ラグビー界における重要なプレイヤーの一人である。
東京サントリーサンゴリアスでの今後の更なる活躍が期待される。

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