横浜コミュニティ放送

FM Salus：横浜青葉区のコミュニティFM放送局

FM Salus（エフエムサルース）は、神奈川県横浜市青葉区を中心に放送を展開するコミュニティFM放送局です。2002年10月20日に開局し、東急沿線情報誌にちなんだ愛称で親しまれています。

親しみやすい地域密着型の放送

FM Salusは、地域住民にとって身近な存在として、生活に役立つ情報を提供することに力を入れています。毎時56分には、東急線の運行情報や天気予報を放送。2022年からはAIアナウンサーを導入し、日本語に加え、英語、ベトナム語、中国語、韓国語の5か国語で情報を提供することで、多様な地域ニーズへの対応を強化しています。AIアナウンサーは、気象庁発表の天気予報や防災情報、東急電鉄の運行情報などを自動収集し、放送スケジュールに合わせて配信する仕組みです。緊急時には、日本語情報を各言語に翻訳して繰り返し放送する機能も備えています。

放送時間は7時～23時で、毎時間時報スポットが流れます。7時台と23時台は東急セキュリティ、それ以外の時間帯はTOKYU TOP&カードなどの東急グループのCMが放送されます。7時と8時には、正時を告げる「ポーン」の音も聴くことができます。

放送エリアと聴取方法

FM Salusの放送エリアは横浜市青葉区を中心としており、周波数は84.1MHz、空中線電力は20Wです。東急百貨店たまプラーザ店にある送信所から発信され、イッツ・コミュニケーションズのケーブルテレビでも再送信されています。

インターネット配信は、FM++とJCBAインターネットサイマルラジオで行われています。かつてはテレホンサービスでも聴取可能でしたが、2011年6月30日にサービスは終了しています。

アクセスしやすいスタジオ環境

FM Salusの本社と演奏所（スタジオ）は、市ケ尾町のイッツ・コミュニケーションズメディアセンター内にあります。また、たまプラーザ駅東口のたまプラーザテラスにはサテライトスタジオが設置され、イッツ・コミュニケーションズと共同で使用されています。

開局から現在までの歩み

2002年7月15日、横浜コミュニティ放送株式会社が設立され、放送局の予備免許を取得。同年10月18日に免許を取得し、10月20日に開局しました。当初、たまプラーザ駅北口にサテライトスタジオを設置し生放送を開始していましたが、2010年10月にはたまプラーザ駅周辺の再開発に伴い、たまプラーザテラスに移設されました。

2011年にはSimulRadioによるインターネット配信を開始。その後、FM++、JCBAインターネットサイマルラジオによる配信も開始し、聴取機会の拡大を図ってきました。一方、2011年4月には東京都世田谷区玉川にあるイッツ・コミュニケーションズの新設サテライトスタジオ「スタジオ・ライズ」から平日の一部番組の生放送を開始しましたが、2016年1月19日に終了しています。2018年には動画配信をYouTubeに集約するため、Ustreamでの配信を終了しました。2020年には情報アナウンスの放送時間を変更しました。

番組について

FM Salusでは、音楽番組や地域情報番組など、様々なジャンルの番組が放送されています。過去には「Rise ＆ Shine」「Afternoon Salus」「Saturday SALUS」「Sunday SALUS」「iTSCOM presents MTV US Top 20」「HUMAN Talk BOX」などの番組が放送されていました。

関連情報

FM Salusは、東京都品川区に開局したコミュニティ放送局であるエフエムしながわと関連があり、エフエムしながわではFM Salusの番組をサイマル放送しています。

FM Salusの公式ウェブサイト、Twitter、YouTubeチャンネル、JCBAインターネットサイマルラジオ、FM++からも番組情報などを得ることができます。

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