横浜幻想

横浜幻想（ヨコハマファンタジー）

『横浜幻想』は、2004年1月28日にソニー・ミュージックダイレクトから発売された、横浜をテーマにしたコンピレーション・アルバムです。規格品番はMHCL-339/340。

解説

このアルバムは、横浜のご当地ソングや、横浜をイメージさせる様々な楽曲を集めて収録した、まさに「横浜」を音で表現した作品集となっています。

CDケースはダブルトレイ仕様で、ディスク2枚を収納可能。歌詞ブックレットには、横浜市街の観光ガイドマップが封入されており、音楽とともに横浜の街を散策できる趣向が凝らされています。ディスクジャケットには、マリンタワー、ランドマークタワー（横浜みなとみらい21）、大さん橋、氷川丸など、横浜を象徴する風景が描かれています。

アルバム発売時には、東京急行電鉄の電車の扉のガラスにシール型広告が貼り出されるなど、大々的なプロモーションも展開されました。発売当時は、東急東横線の横浜駅から高島町駅と桜木町駅が廃止され、横浜高速鉄道みなとみらい線が開通した時期であり、横浜の交通事情が大きく変化した時期でもありました。

2009年5月27日には、横浜開港150周年を記念して、コンピレーション・アルバム第2弾『横濱ノスタルジー 〜あの歌が聴こえる。ヨコハマ〜』（規格品番：MHCL-1510）も発売され、こちらも好評を博しました。収録曲は一部重複しています。

収録曲

Disc 1には、山口百恵の「いま目覚めた子供のように」や、太田裕美の「ドール」、木之内みどりの「横浜いれぶん」など、1970年代から80年代にかけてのヒット曲が多数収録されています。中村雅俊の「恋人も濡れる街角」や中森明菜の「ヨコハマA・KU・MA」など、横浜を舞台にしたドラマや映画の主題歌も収録されており、当時の映像が鮮やかに蘇ります。平山三紀のデビュー曲「ビューティフル・ヨコハマ」や、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」など、横浜を代表する楽曲も収録されています。

Disc 2には、浜田省吾の「ベイ・ブリッジ・セレナーデ」や、中島みゆきの「追いかけてヨコハマ」、角松敏生の「YOKOHAMA Twilight Time 〜20th Anniversary Version〜」など、1990年代以降の楽曲が収録されています。ハイ・ファイ・セットの「海を見ていた午後」や、槇原敬之の「秋の気配」など、横浜を舞台にした名曲のカバーも収録されており、新たな魅力を発見できます。その他、藤岡正明、細野晴臣、斎藤誠、南佳孝、プリンセス・プリンセス、種ともこ、イルカ、国安修二、B.R.B.など、様々なアーティストによる横浜をテーマにした楽曲が収録されています。

『横浜幻想』は、横浜の音楽史を辿るだけでなく、横浜という街の魅力を再発見できる、貴重なコンピレーション・アルバムです。横浜を愛するすべての人に、ぜひ聴いていただきたい作品です。

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