機動戦士GundamGQuuuuuuX

機動戦士Gundam GQuuuuuuX（ジークアクス）

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』（きどうせんしガンダム ジークアクス）は、日本テレビ系列で放送予定のテレビアニメ作品です。ガンダムシリーズとして、サンライズとスタジオカラーが初めて共同で制作を手掛けることで話題となっています。また、テレビ放送に先駆け、一部エピソードを再編集した劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が公開されました。

制作の背景

本作は、2024年12月4日にYouTubeで配信された「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」で初公開されました。企画は2018年から始動しており、バンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘氏が、スタジオカラーの杉谷勇樹氏に、鶴巻和哉監督による新たなガンダム作品を提案したことが共同制作のきっかけになったとされています。杉谷氏は、小形氏の意向を踏まえつつ、鶴巻監督が求める映像を実現できたと語っています。

あらすじ

Beginning

物語は、宇宙世紀0079年9月18日から始まります。一年戦争が始まってから9ヶ月後、ジオン公国軍のシャア・アズナブルは、地球連邦軍のMS開発計画を察知し、サイド7に潜入して新型MSガンダムを奪取します。ガンダムを手に入れたジオン軍はMS開発を飛躍的に発展させ、シャアはニュータイプとしての才能を開花させます。彼はサイコミュとビットを搭載した赤いガンダムを駆り、シャリア・ブルと共に新たなMS戦術「マヴ (M.A.V.)」を確立します。

戦争末期、連邦軍は宇宙の要塞ルナツーをジオン軍に襲撃されますが、その裏でソロモンをジオン支配下の月面都市グラナダへ落下させる作戦を遂行します。シャアはソロモン落下を阻止しようと戦いますが、「第2次ソロモン会戦」の最終局面でガンダムのサイコミュが暴走したゼクノヴァが発生し、ソロモン落としは未遂に終わります。独立戦争はジオン側の勝利で終結しますが、ゼクノヴァに巻き込まれたシャアはガンダムと共に消息不明となります。

U.C.0085年

一年戦争終結から5年後のU.C.0085年。イズマ・コロニーで暮らす女子高生アマテ・ユズリハは、警察に追われる戦争難民の少女ニャアンと出会い、彼女が運んでいたMS用デバイスを手に入れます。アマテはデバイスに興味を持ち、ニャアンと共に、デバイスの届け先であるジャンク屋を訪れます。同時期に、軍が追跡していた赤いガンダムがイズマ・コロニーで確認され、最新鋭MSのGQuuuuuuX（ジークアクス）が投入されます。ジークアクスがガンダムと共に難民区域へ突入し、事態が混沌とする中、アマテはジークアクスの性能を引き出し、軍のMSを撃破します。

その後、アマテはジャンク屋から非合法の決闘競技クランバトル（クラバ）への参加を誘われます。迷うアマテは、「キラキラ」をモチーフにしたグラフティを描く少年シュウジ・イトウと出会い、彼に荷物を届けに来たニャアンとともに、赤いガンダムへと案内されます。アマテはクラバのパートナーを探しており、シュウジに協力を求めます。ニャアンが見守る中、クラバが始まり、アマテはシュウジと連携して勝利を掴みます。

登場人物

アマテ・ユズリハ：本作の主人公。イズマ・コロニーで暮らす女子高生でしたが、ジークアクスに乗り込んだことでパイロットとしての才能を開花させます。クラバでは「マチュ」というエントリーネームで参加しています。
ニャアン：非合法な運び屋をしている戦争難民の少女。過去に家族と生き別れた経験を持ちます。
シュウジ・イトウ：赤いガンダムのパイロットである少年。軍と警察に追われながら、アマテと出会います。

登場メカ

g-MSΩ GQuuuuuuX（ジークアクス）：軍がガンダムを捜索するために投入した最新鋭試作MS。アマテによって奪取されます。
g-MSα 赤いガンダム：シュウジ・イトウが搭乗するMS。

スタッフ

劇場先行版の主なスタッフは以下の通りです。

制作：スタジオカラー、サンライズ
原作：矢立肇、富野由悠季
監督：鶴巻和哉
シリーズ構成：榎戸洋司
脚本：榎戸洋司、庵野秀明
キャラクターデザイン：竹
メカニカルデザイン：山下いくと
アニメーションキャラクターデザイン・キャラクター総作画監督：池田由美、小堀史絵
アニメーションメカニカルデザイン・メカニカル総作画監督：金世俊
デザインワークス：渭原敏明、前田真宏、阿部慎吾、松原秀典、射尾卓弥、井関修一、高倉武史、絵を描くPETER、網、mebae、稲田航、ミズノシンヤ、大村祐介、出渕裕、増田朋子、林絢雯、庵野秀明、鶴巻和哉
美術設定・美術監督：加藤浩
コンセプトアート：上田創
画コンテ：鶴巻和哉、庵野秀明、前田真宏、谷田部透湖
演出：鶴巻和哉、小松田大全、谷田部透湖
キャラクター作画監督：松原秀典、中村真由美、井関修一
メカニカル作画監督：阿部慎吾、浅野元
ディティールワークス：渭原敏明、田中達也、前田真宏
色彩設計：井上あきこ
CGI監督：鈴木貴志
CGIアニメーションディレクター：岩里昌則、森本シグマ
CGIモデリングディレクター：若月薪太郎、楠戸亮介
CGIテクニカルディレクター：熊谷春助
CGIアートディレクター：小林浩康
グラフィックデザインディレクター：座間香代子
ビジュアルデベロップメントディレクター：千合洋輔
撮影監督：塩川智幸
撮影アドバイザー：福士享
特技監督：矢辺洋章
編集：辻󠄀田恵美
音楽：照井順政、蓮尾理之
音響監督：山田陽
音響効果：山谷尚人
主・プロデューサー：杉谷勇樹
エグゼクティブ・プロデューサー：小形尚弘
プロデューサー：笠井圭介
制作デスク・設定制作：田中隼人
デジタル制作デスク：藤原滉平
配給：東宝、バンダイナムコフィルムワークス
宣伝：バンダイナムコフィルムワークス、松竹、スタジオカラー、日本テレビ放送網、東宝
製作：バンダイナムコフィルムワークス

主題歌・挿入歌

主題歌「Plazma」：米津玄師が作詞・作曲・編曲を担当。
挿入歌「もうどうなってもいいや」：星街すいせいが歌唱。
挿入歌「ミッドナイト・リフレクション」：NOMELON NOLEMONが歌唱。

脚注

詳細は、劇場先行版の豪華版パンフレットや公式サイトをご参照ください。

参考文献

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- 豪華版パンフレット バンダイナムコフィルムワークス

外部リンク

機動戦士Gundam GQuuuuuu（ジークアクス） 公式サイト
* 機動戦士Gundam GQuuuuuuX（ジークアクス） (@G_GQuuuuuuX) - X（旧Twitter）

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