渭原敏明

渭原敏明（いはら としあき）

プロフィール

渭原敏明は、静岡県出身のアニメメカニックデザイナーです。1992年にアフタヌーン四季賞で佳作を受賞し、その才能を早くから示していました。2000年にメカニックデザイナーとしてデビューして以来、数々の人気アニメ作品でメカデザインやデザインワークスを手がけています。そのデザインは、緻密さと独特のメカニック表現で知られており、多くのファンを魅了しています。

主な参加作品

渭原敏明は、テレビアニメ、劇場アニメ、Webアニメ、実写映画と、幅広いジャンルで活躍しています。以下に主な参加作品をまとめました。

テレビアニメ

『ゲートキーパーズ』 (2000年): メカ設定を担当。増尾昭一氏と共同で、作品の世界観に合ったメカデザインを構築しました。
『フルメタル・パニック!』 (2002年): メカデザインを担当。海老川兼武氏と共同で、リアルなメカニック表現を実現しました。
『フルメタル・パニック！ The Second Raid』 (2005年): 引き続きメカデザインを担当。海老川兼武氏との共同作業で、前作からさらに進化したメカデザインを提示しました。
『超速変形ジャイロゼッター』 (2012年): ジャイロゼッターデザインを担当。池田幸雄氏、ヒラタリョウ氏、今石進氏、海老川兼武氏、界グラフィックス、片貝文洋氏、河森正治氏、常木志伸氏、ブリュネ・スタニスラス氏、森木靖泰氏、矢薙じょう氏、ロマン・トマ氏、鷲尾直広氏と共同で、多彩なメカデザインを実現しました。
『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』 (2015年): SFデザインワークスを担当。海老川兼武氏、柳瀬敬之氏、松本秀幸氏と共同で、作品独特の世界観をメカニックで表現しました。
『フルメタル・パニック! Invisible Victory』 (2018年): メカデザインを担当。海老川兼武氏と再びタッグを組み、シリーズの魅力を引き継ぐメカニックをデザインしました。
『エガオノダイカ』 (2019年): メカデザインを担当。柳瀬敬之氏と共同で、作品の雰囲気に合ったメカデザインを創出しました。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』 (時期未定): デザインワークスとディティールワークスを担当。

劇場アニメ

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』 (2012年): デザインワークスを担当。本田雄氏、渡部隆氏、コヤマシゲト氏、小松田大全氏、高倉武史氏、小林浩康氏、吉崎響氏、浅井真紀氏、前田真宏氏、鶴巻和哉氏、樋口真嗣氏、出渕裕氏、庵野秀明氏と共同で、作品の世界観を深めるデザインワークをしました。
『宇宙戦艦ヤマト2199』 (2012年): メカ作画監督補佐、レイアウト協力として参加。作品のクオリティ向上に貢献しました。
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』 (2014年): メカニカルディテールワークスを担当。高倉武史氏、枝松聖氏、上津康義氏と共同で、メカニックの細部まで徹底的に作り込みました。
『モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』 (2014年): 原図整理を担当。上津康義氏と共同で、メカデザインの整理を行いました。
『M3〜ソノ黒キ鋼〜』 (2014年): メカデザインとメカ作画監督を担当。河森正治氏、ブリュネ・スタニスラス氏、宮崎真一氏、鈴木雅久氏、川原智弘氏と共同で、メカデザインだけでなく、作画監督としても作品に深く関わりました。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 (2021年): メカニックデザイン・ディティールワークスを担当。

Webアニメ

日本アニメ（ーター）見本市 『I can Friday by day!』 (2015年): メカデザインを担当。独自のメカニック表現で作品を彩りました。
A.I.C.O. Incarnation (2018年): デザインワークスを担当。作品の世界観を広げるデザインで貢献しました。

実写映画

* シン・仮面ライダー（2023年）：デザイン協力として参加。特撮作品に新たな魅力を加えることに貢献しました。

まとめ

渭原敏明は、アニメメカニックデザイナーとして、多くの作品でその才能を発揮しています。緻密でリアルなメカデザインは、多くのファンを魅了し続けています。今後の作品での活躍も非常に期待されるクリエイターです。

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