武漢天河国際空港

武漢天河国際[[空港]]



武漢天河国際[[空港]]（ぶかんてんかこくさいくうこう、英: Wuhan Tianhe International Airport）は、中華人民共和国湖北省武漢市黄陂区に位置する国際[[空港]]です。中国国内の8大地域中枢空港の一つであり、対外開放Ⅰ類口岸、国際線代替空港としての役割も担っています。貨物輸送においては、中国郵政航空の焦点空港となっています。

概要



  • - 開港: 1995年4月15日
  • - 年間航空旅客数: 2312.94万人（2017年）
- 国際線旅客数: 262.6万人（2017年）
  • - 航空貨物取扱量: 18.5万トン（2017年）

武漢天河国際[[空港]]は、中国中部地方における重要な中枢空港であり、北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、アジアの四大陸を結ぶ路線を運航しています。特に、海外都市への就航数は中国中部地域で最多を誇ります。日本へは、東京（成田）、名古屋（中部）、大阪（関空）、福岡を結ぶ定期国際便が運航されています。

年表



  • - 1985年7月1日: 中国国務院と中央軍事委員会が、武漢天河空港跡地に新空港を建設する計画を承認。
  • - 1991年12月16日: 建設工事を開始。
  • - 1995年4月15日: 空港が開港。
  • - 1997年11月28日: 中国民航の体制改革により、湖北管理局から空港経営が分離独立。
  • - 1998年5月28日: 空港管理会社である武漢天河機場有限責任公司が設立。
  • - 2000年11月: 民用航空総局により「国際[[空港]]」に指定される。
  • - 2004年3月5日: 北京首都[[国際[[空港]]]]株式有限公司が武漢天河機場有限責任公司の株式を51%取得し、湖北空港集団公司が発足。
  • - 2004年12月29日: 第二ターミナルを含む第二期拡張工事を開始。
  • - 2006年10月: 国家民用航空局と湖北省人民政府が武漢を全国初の航空運輸総合改革拠点に指定。
  • - 2008年4月15日: 第二ターミナルが供用開始。第一ターミナルの改修、第三ターミナルと第二滑走路の建設が決定。
  • - 2009年6月: 新国際ターミナルの建設を開始。年間航空旅客数が1000万人を突破。
  • - 2010年5月: 第三ターミナルの建設を開始。
  • - 2012年3月: 旧国際線ターミナルとして利用していた第一ターミナルの搭乗橋を撤去し、104番スポットをエアバスA380が駐機できるよう改築。
  • - 2012年4月: 新国際ターミナルの拡張工事が完了。
  • - 2015年2月28日: 湖北空港集団公司の財産権が北京首都[[国際[[空港]]]]股份有限公司から湖北省人民政府に移管され、湖北空港集団有限公司が発足。
  • - 2015年3月: 外国人の航空便乗り継ぎ者の72時間ビザ免除政策を開始。
  • - 2016年8月18日: 第二滑走路が供用開始。
  • - 2016年12月17日: 年間航空旅客数が2000万人を突破。
  • - 2017年8月31日: 第三ターミナルが供用開始。
  • - 2020年1月23日13時: 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、空港を一時閉鎖。

就航路線



国内線



当空港と週1便以上の定期便がある路線が運航されています。

国際線



多数の国際線が運航されています。

施設



ターミナルビル



  • - 旧ターミナル1（旧国際線ターミナル）: 開港当初から運用されていたターミナル。ターミナル2供用前は国内線・国際線の両方が利用していましたが、2010年10月28日に運用を停止しました。後に空港事務所に改築され、2015年5月3日に解体工事が開始されました。現在は、旧国際線ターミナルの敷地は第三ターミナルの一部となっています。
  • - 新ターミナル1（新国際線ターミナル）: 2009年6月に着工し、2010年末に竣工しました。2012年2月6日に拡張工事を開始し、同年4月9日に竣工しました。2017年、ターミナル3の運用開始に伴い、チャーター便専用ターミナルに改築される予定です。
  • - ターミナル2（国内線ターミナルビル）: 2004年12月末に着工し、2008年4月15日に供用開始しました。2017年8月31日にT3ターミナルの供用に伴い、拡張・改造工事を行う予定です。面積は23万平方メートルで、2つの「U」字型の設計が特徴です。地下1階は設備室と駐車場、1階は到着ロビー、2階は出発ロビーとなっています。24か所のボーディングゲートと26か所の保安検査通路があり、無料Wi-Fiが利用可能です。
  • - ターミナル3: 第三期工事の一部として建設されたターミナルで、第二滑走路、総合交通センターも含まれます。湖北省と武漢市が合計159.59億人民元を投資して建設しました。第三ターミナルはT2への連絡通路を含め、建物面積が51.983万平方メートルであり、中国中部最大、中国で4番目の規模を誇ります。2016年12月に竣工し、2017年8月31日に開業しました。国内・国際便含めたすべての搭乗手続きは第三ターミナルに移管され、第二ターミナルの運営を一時中止し改造工事を行う予定です。将来的に、第四期拡張計画として現存する第三ターミナルの北側にサテライトターミナルを建設する予定です。

T3ターミナルの各階の使用状況



  • - 4F：国際・国内線出発
  • - 3F：国際線到着
  • - 2F：国際・国内線到着、国内線出発
  • - 1F：出迎えロビー
  • - B1：荷物積み降ろし場、地下駐車場

T3ターミナルの各航空会社のチェックインカウンター（2018年6月10日現在）



国内線:

国際、香港・マカオ・台湾線:


総合交通センター



第三ターミナルに隣接する総合交通センターでは、武漢地下鉄2号線、武孝都市間鉄道、空港バス、タクシーなどの交通機関が利用できます。

  • - 2F: 駐車場、T3ターミナル第1、第2、第3連絡通路 ⇔ T3ターミナル2F・8号、7号、6号ゲート経由、国内・国際線到着、国内線出発ロビーにつながる
  • - 1F: タクシー、空港バスと長距離バスの乗り場（北東口）⇔ T3ターミナル 出迎えロビー（南西口）
  • - B1: 地下駐車場、武漢地下鉄2号線と武孝都市間鉄道の駅舎
  • - B2: 武漢地下鉄2号線と武孝都市間鉄道のプラットホーム

滑走路



  • - 第一滑走路（04L/22R）: 1994年に完成。長さ3400メートル、幅45メートル。計器着陸装置ILSを装備しており、04LはCAT II。平行誘導路が1本あります。
  • - 第二滑走路（04R/22L）: 2016年8月に運用開始。長さ3600メートル、幅60メートルで、コードFの航空機に対応可能です。計器着陸装置ILSを装備しており、片側はCAT IIIBです。平行誘導路が2本あります。

空港へのアクセス



武漢天河国際[[空港]]は武漢市街から約26km離れており、以下の交通手段を利用できます。

道路



有料道路として武漢天河機場高速道路(S18)、武漢天河機場高速第二通路(S19)、福銀高速道路(G70)北接続線があり、無料道路として黄陂川竜大道があります。空港高速道路は、定員7人以下の車両の場合、片道15人民元の通行料金がかかります。

鉄道・地下鉄



武孝都市間鉄道の天河機場駅は総合交通センターの地下1階にあり、漢口駅行きと孝感東駅行きの列車が停車します。また、国鉄や都市間鉄道の一部路線と直通運転が行われており、黄岡東駅、大冶北駅、宜昌東駅、十堰駅、襄陽駅発着の列車も当駅で乗り降りできます。武漢地下鉄2号線の天河機場駅も総合交通センターの地下1階にあります。

バス



湖北公路客運集団有限公司が、市内と空港を結ぶ7つのバス路線を運行しています（※COVID-19により運行情報が変更される場合があります）。


（各路線の詳細な停留所、運行時間、運賃、発車間隔については原文を参照してください。）

空港使用料



2012年4月1日から、国際線（出発のみ）、国内線旅客に対し、空港使用料として民用航空発展基金が航空券の発券時に合算徴収されています。国内線は50元、国際線は90元です。

脚注





外部リンク



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