水野あや

水野あやは、1954年3月5日に日本の福岡県で生まれた女優です。身長は160cm。（株）グリーンランドに所属しており、半世紀近いキャリアを通じて、主にテレビドラマを中心に活躍しています。サスペンスから特撮、現代劇まで、幅広いジャンルの作品に出演し、様々な役柄を演じ分けてきました。

テレビドラマでの主な活動

水野あやのキャリアの大部分はテレビドラマによって彩られています。数多くの作品に出演し、その存在感は多くの視聴者に記憶されています。

TBS系列

特に刑事ドラマやサスペンスでの活躍が目立ちます。『Gメン'75』（1981年）第326話「闇の中の女子大生殺人」では荒巻つや、『Gメン'82』（1982年）第5話「私は殺される！」では金井はるみを演じ、事件に関わる女性像を深く掘り下げました。1985年の『スーパーポリス』や2008年の『スイート10』にも出演しています。

『月曜ドラマスペシャル』枠で放送された渡瀬恒彦主演の『十津川警部シリーズ』には複数回登場。第3作「上野駅殺人事件」（1993年）では元メッキ工場の経理担当・有田伸子、第20作「寝台特急カシオペアを追え」（2000年）では川俣製菓重役の妻・遠藤美津子役として、物語の展開に重要な役割を果たしました。

日本テレビ系列

二時間サスペンスドラマの定番、『火曜サスペンス劇場』にも出演。「どうぞ安らかに1」（2001年）ではマンション管理人役を演じ、日常の中に潜むサスペンスを描き出しました。

フジテレビ系列

フジテレビでは、特撮、コメディ、サスペンス、時代劇と非常に幅広いジャンルの作品に出演しています。『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』（1989年）の第17話、『美少女仮面ポワトリン』（1990年）では白神博士役を演じ、子供向け番組にも顔を見せました。また、国民的人気ドラマ『古畑任三郎』（1994年）ではクラブママ役、『八つ墓村』（1995年）では田治見おきさ役として、エピソードに深みを与えました。現代劇『演技者。』（2003年）では筒井直役、大ヒット作『白い巨塔』（唐沢寿明版・2003年）では葉山昭子役として、印象的な演技を見せました。不可思議な世界を描く『世にも奇妙な物語』の「死ぬほど好き」（1990年）では星野純平の母役を演じています。近年の出演としては、『金曜プレステージ 奥様は警視総監5』（2009年）での清水真紀子役があります。

テレビ朝日系列

テレビ朝日でも刑事ドラマやサスペンスを中心に活躍。『ガラスの仮面』（1997年）第7話、『はみだし刑事情熱系PART2』（1997年）第7話では中村八重子役を演じるなど、人気シリーズにゲスト出演しました。弁護士の視点から事件を追う『告発〜国選弁護人』（2011年）では酒井秀夫の母役を務めました。

『土曜ワイド劇場』枠でも常連として多くの作品に登場しました。例として、『混浴露天風呂連続殺人11』（1992年）では高沢悦子役、『松本清張没後10年記念企画・黒の奔流』（2002年）では花屋の店員役、『火災調査官・紅蓮次郎11』（2010年）では原田清恵役など、多様な役柄で事件に彩りを加えています。

NHK系列

NHK BSプレミアムのドラマ『POWER GAME〜パワーゲーム〜』（2013年）では黒岩の母役として出演しています。

テレビ以外の活動

テレビドラマ以外でも、水野あやは活動の幅を広げています。NHK-FMの青春アドベンチャー『平成トムソーヤ』では、ちさと婆さんの声を務め、ラジオドラマの世界でもその演技力を発揮しました。

また、舞台への出演も積極的に行っており、2025年には『殿様と私』への出演が予定されています。長年の経験で培われた演技を、生身の芝居として観客に届けています。

まとめ

水野あやは、1954年生まれのベテラン女優として、日本のテレビドラマ界に確固たる地位を築いています。サスペンスや刑事ドラマにおけるシリアスな役柄から、特撮、コメディまで、その演技の幅は広く、出演する作品に深みと説得力をもたらしてきました。テレビ、ラジオ、そして舞台と、活躍の場を広げながら、現在も精力的に活動を続けています。今後のさらなる活躍が期待される女優の一人です。

もう一度検索