永遠の翼 (クイーンの曲)とは？意味をやさしく解説

「永遠の翼」（原題：Spread Your Wings）は、イギリスのロックバンド、クイーンが1977年に発表したアルバム『世界に捧ぐ』に収録されているバラードです。ベーシストのジョン・ディーコンが作曲し、1978年にはイギリスでシングルカットされました。

この曲は、フレディ・マーキュリーのピアノとボーカル、ブライアン・メイのエレクトリックギター、ロジャー・テイラーのドラムス、そしてジョン・ディーコンのベースとアコースティックギターという編成で演奏されています。ライブバージョンは、1979年のアルバム『ライヴ・キラーズ』に収録されており、こちらも人気の高いバージョンです。

シングル盤は、イギリスの全英シングルチャートで最高34位を記録しました。

歌詞は、エメラルド・バーという場所で床掃除をしている若者、サミーが主人公です。マーキュリーがナレーターとなり、「翼を広げて遠くまで飛べ」とサミーを励まし、夢を追い求めることを促す内容となっています。この歌詞は、多くの人々に勇気を与え、共感を呼んでいます。

この曲のプロモーション・ビデオは、ロジャー・テイラーの自宅の庭で撮影されました。興味深いことに、このビデオ撮影後には、続けて「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のプロモーション・ビデオも撮影されています。

ビデオの冒頭では、ピアノの伴奏をジョン・ディーコンが担当しています。

1. 永遠の翼 - Spread Your Wings (Deacon)
2. シアー・ハート・アタック - Sheer Heart Attack (Taylor)

フレディ・マーキュリー - リード・ヴォーカル、ピアノ
ブライアン・メイ - エレクトリックギター
ロジャー・テイラー - ドラムス、パーカッション
ジョン・ディーコン - エレクトリックベース、アコースティックギター

ドイツのメタルバンド、ブラインド・ガーディアンが1992年のアルバム『サムホェア・ファー・ビヨンド』でこの曲をカバーしています。このカバーバージョンは、1996年のアルバム『フォゴトゥン・テイルズ』にも再収録されました。

永遠の翼 (クイーンの曲)