沖縄県労働金庫

沖縄県労働金庫について

沖縄県労働金庫（略称：沖縄労金）は、沖縄県那覇市に本店を置く労働金庫です。沖縄県内のみを営業エリアとし、地域に密着した金融サービスを提供しています。

設立の経緯

沖縄県労働金庫は、1965年に制定された労働金庫法に基づき、1966年に設立されました。全国の労働金庫の中では、最も遅い設立となりました。

沿革

1965年
7月：沖縄に労働金庫法が公布
11月：沖縄労金設立発起人会が発足
1966年
2月：設立総会が開催され、初代理事長に糸洲一雄氏、専務理事に寿賀和彦氏が就任
3月：那覇市に仮事務所を設置し、琉球政府へ事業計画書を提出
4月：事業計画が承認され、仮免許が交付
5月：本免許を取得し、営業を開始。シンボルマークとマスコットキャラクター（キン坊）の使用を開始
5月：中央相互銀行（現・沖縄海邦銀行）との間で代理業務に関する契約を締結
6月：琉球政府から預託金を受け入れ
12月：琉球政府第二庁舎に預金取扱所を開設
1967年
5月：盗難事件が発生
6月：琉球政府から預託金を受け入れ
1968年
3月：労働組合が結成
1969年
1月：理事長が交代し、瑞慶覧長輝氏が新理事長に就任
3月：中部出張所がコザ支店に昇格
1970年
9月：八重山支店が移転
10月：琉球政府に復帰後の制度に関する要望書を提出
1971年
2月：専務理事が交代し、山口正一氏が新専務理事に就任
1972年
5月：本土復帰に伴い、日本の労働金庫法に基づいて業務を移行
7月：本店ビルを那覇市泉崎に移転
12月：沖縄振興開発金融公庫の代理業務を開始
1976年
4月：浦添出張所が支店に昇格
1977年
11月：与儀出張所が支店に昇格
1978年
5月：理事長と専務理事が交代し、亀甲康吉氏が新理事長に、上江洲祐吉氏が新専務理事に就任
11月：東町出張所を新設
1983年
10月：沖縄ほうきんカードサービスを設立
1984年
6月：本店にATMを設置し、その後全店に設置
1986年
新シンボルマークを制定
1987年
5月：ろうきん投資顧問株式会社を設立
8月：具志川支店が移転
1990年
2月：県庁出張所が新県庁舎へ移転
1991年
10月：与那原出張所が支店に昇格。東町出張所を閉鎖し、本店営業部と統合
1993年
5月：理事長と専務理事が交代し、嘉陽田朝博氏が新理事長に、仲里久男氏が新専務理事に就任
9月：関連会社・株式会社沖縄ろうきんサービスを設立
1995年
1月：ATMで土曜日の入金取扱を開始。
1月：沖縄市役所にATMを設置
4月：沖縄県との提携商品販売を開始
8月：旧沖縄県南部合同庁舎に共同ATMを設置
9月：糸満市役所に共同ATMを設置
10月：事務部を新設し、全労済との提携商品取扱を開始。
1996年
1月：沖縄信用金庫とCD機の相互利用を開始。
3月：大里農業協同組合とCD機の相互利用を開始。
4月：複数の農業協同組合とCD機の相互利用を開始。
7月：那覇市国際通りに共同CD機を設置。
9月：新マスコットキャラクター（ロッキー）が登場。
10月：那覇市役所、県庁の両出張所が支店に昇格
1997年
5月：コザ信用金庫とCD機の相互利用を開始
7月：JA宮古郡とCD機の相互利用を開始
7月：宮古支店を新築移転
10月：JA下地町、JA伊良部町とCD機の相互利用を開始
11月：八重山支庁庁舎内にATMを設置
1998年
3月：南風原役場新庁舎内に共同自動機を設置
4月：審査部を新設
1999年
1月：郵便貯金とオンライン提携を開始
4月：JA八重山郡とCD機の相互利用を開始
5月：那覇空港、嘉手納町役場に共同自動機を設置
10月：証券投資信託の窓口を設置
10月：郵便局自動機での無料入金取扱を開始
2000年
2月：沖縄電力社内にATMを設置
3月：「ろうきん郵貯ジョイントカード」を発売
4月：県内の複数の金融機関でATMの共同運営を開始し、「MMK自動機（うちな～ネット）」を開始
5月：ローンプラザなはを新設
12月：郵貯（現・ゆうちょ銀行）との相互送金サービスを開始
2001年
4月：コザ支店をNTTコザビルに移転
6月：外貨預金業務を開始
2002年
10月：サンエー那覇メインプレイスにうちな～ネットの自動機を設置
10月：JA下地町、伊良部町とのCD機の相互利用を解消
10月：外貨預金業務で「ユーロ」取扱を開始
2003年
4月：複数のJAとのCD機の相互利用を解消
4月：かねひで宮古店にうちな～ネットの自動機を設置
2004年
1月：全国の金融業態センターを結び、統合ATMシステムに移行
10月：与儀支店を閉鎖し、本店営業部と統合
2006年
1月：コザ信用金庫と相互入金提携を開始
1月：宮古空港、宮古島市役所の両共同出張所を廃止
2月：宮古島市役所MMK出張所、宮古空港共同出張所を開設
3月：宮古支庁庁舎、県立八重山病院共同出張所を単独運用に
7月：嘉手納町役場共同出張所へ共同参加
9月：「ろうきん郵貯ジョイントカード」の取扱いを終了
2007年
3月：おもろまち支店、おもろまちローンプラザを新設
8月：インターネット沖縄支店を開設
11月：沖縄ろうきんサービスが決算結了
2008年
3月：一部のMMK（うちなーネット）の提携を解除
9月：イオン銀行とATM提携を開始
2009年
3月：沖縄県南部合同庁舎移転に伴い、南部合同庁舎出張所（ATM）を廃止。また、イオン銀行とのATM提携により、一部のMMK（うちなーネット）の参加を撤退
9月：那覇市役所支店が業務を終了し、おもろまち支店と統合。那覇市仮庁舎内にATMを設置
2010年
4月：イオン銀行とのATM提携に伴い、一部のMMK（うちなーネット）が撤退
10月：県内初の他行自動機利用手数料キャッシュバックを開始し、MMK（うちなーネット）及び、共同自動機（他行幹事）共同運営からの撤退
2012年
4月：各ろうきんを統一し、「日本労働金庫」を設立予定だったが、金融庁のストップにより全国統一は無期限延期
5月：本店を旭橋地区再開発（カフーナ旭橋）に移転

沖縄県労働金庫は、設立以来、沖縄県の労働者のための金融機関として、地域社会の発展に貢献しています。預金、融資、投資信託など、幅広い金融商品とサービスを提供し、県民の生活を支える重要な役割を果たしています。

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