沢渡温泉 (長野県)

沢渡温泉（さわんどおんせん）

長野県松本市安曇に位置する沢渡温泉は、上高地観光の拠点として多くの観光客に利用される温泉地です。群馬県にも同名の沢渡温泉（さわたりおんせん）があるため、区別するために平仮名で表記されることが一般的です。長野県内には同じ読みの沢渡駅がありますが、こちらは南信地方の飯田線に位置しており、当温泉とは場所が異なります。

泉質

沢渡温泉の泉質は、弱アルカリ性低張性高温泉です。源泉から毎分1,100リットルもの豊富な湯が湧き出ており、その豊富な湯量が特徴です。

効能

効能としては、一般的適応症、やけど、切り傷、慢性消化器病、虚弱体質などが挙げられます。ただし、これらの効能は万人に効果を保証するものではありません。

温泉街

沢渡温泉は上高地観光の拠点としても機能しており、マイカー規制に対応した駐車場が多数整備されています。温泉地内には、温泉を利用した湯の郷公園が設けられており、無料で足湯を楽しむことができます。観光客だけでなく、地元住民にも親しまれている憩いの場です。

歴史

沢渡温泉は、安房トンネルの工事中に旧中の湯温泉付近から湧出した温泉を、沢渡地区まで引湯したことにより誕生しました。源泉は通称「赤怒谷温泉」と呼ばれる場所から引湯していますが、旧中の湯温泉の湯が直接引湯されているわけではありません。この歴史が、沢渡温泉の独自性を形作っています。

アクセス

鉄道
アルピコ交通上高地線新島々駅からアルピコ交通バスで約40分
松本バスターミナルから高山濃飛バスセンター・新平湯温泉行きの特急バスで約65分、「さわんど」下車

車
* 長野自動車道松本ICから約55分

まとめ

沢渡温泉は、その泉質の良さだけでなく、上高地へのアクセスの良さから多くの観光客に愛される温泉地です。豊富な湯量と効能豊かな温泉で、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。無料の足湯も気軽に楽しめるので、温泉街散策と合わせてぜひ訪れてみてください。

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