浦佐バイパス

浦佐バイパス

浦佐バイパスは、新潟県南魚沼市市野江甲を起点とし、魚沼市虫野に至る全長6.6kmの国道17号のバイパス道路です。

概要

このバイパスは、国道17号の現道が抱えていた以下の課題を解決するために計画されました。

冬季の除雪作業の困難さ
魚野川の洪水による路面冠水
春先の濃霧の発生

これらの課題解決に加え、2015年6月に開院した魚沼基幹病院への緊急搬送ルートを確保することも、浦佐バイパス建設の重要な目的でした。2021年12月11日現在、南魚沼市浦佐から魚沼市虫野までの5.0km区間が開通しています。

路線データ

起点: 南魚沼市市野江甲
終点: 魚沼市虫野
全長: 6.6km
規格: 第3種第2級
道路幅員: 18.0m
車線幅員: 3.5m
車線数: 2車線
設計速度: 60km/h

沿革

1988年度: 事業化
1991年度: 都市計画決定
1993年度: 用地買収に着手
1997年度: 工事着手
2001年3月27日: 新潟県道28号塩沢大和線・新潟県道573号雷土新田浦佐線 - 新潟県道265号下折立浦佐停車場線（八色の森公園）間の1.1kmが開通
2009年: 事業が一時凍結されるも、同年内に解除
2012年12月22日: 新潟県道265号下折立浦佐停車場線 - 新潟県道573号雷土新田浦佐線間の1.1kmが開通
2014年11月30日: 新潟県道573号雷土新田浦佐線からの十日町地区内1.8kmが開通
2021年12月11日: 魚沼市大浦 - 同市虫野間の1.0kmが開通

道路施設

新浦佐大橋（仮称）: 全長720m。魚野川を渡る橋梁として計画されています。
水無大橋:
形式: 4径間連続少数鈑桁橋
橋長: 162.0m
最大支間長: 43.7m
幅員: 車道9.38m、歩道3.50m
竣工: 2012年
南魚沼市への照会により「水無大橋」と命名されました。橋の色はグリーンイエローです。
新三用川橋: 全長54m
虫野トンネル: 全長127m

地理

浦佐バイパスは、以下の自治体を通過します。

新潟県
南魚沼市
魚沼市

接続する道路

浦佐バイパスは、以下のバイパスや現道と接続しています。

（沼田・高崎・東京方面）五日町バイパス
現道
小出改良区間（長岡・新潟方面）

関連項目

中部地方の道路一覧
日本のバイパス道路一覧
国道17号
バイパス道路
新潟大学地域医療教育センター・魚沼基幹病院

外部リンク

国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所
国土交通省北陸地方整備局 事業評価監視委員会
国道17号 浦佐バイパス 再評価資料（2009年6月）
国道17号 浦佐バイパス 再評価資料（2011年3月）
道路事業の再評価説明資料〔国道17号 浦佐バイパス〕（2016年11月）
国道17号「浦佐バイパス」 - 南魚沼市公式ウェブサイト

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