海蔵寺 (文京区)

海蔵寺（かいぞうじ）

海蔵寺は、東京都文京区に所在する曹洞宗の寺院です。天文年間（1532年～1555年）に内海彦右衛門によって開基されました。

歴史

創建当初、海蔵寺は尾張国（現在の愛知県）に位置していましたが、間もなく武蔵国豊島郡駒込村（現在の東京都文京区・豊島区の一部）に移転しました。その後、何度か場所を移し、1718年（享保3年）に現在の文京区本駒込の地に移転しました。

寺宝

海蔵寺には、以下の寺宝が所蔵されています。

釈迦如来像（本尊）: 寺の中心となる本尊で、仏教の開祖である釈迦如来の像です。
准胝観音画像: 准胝観音を描いた画像で、信仰の対象となっています。
達摩像: 禅宗の祖である達摩大師の像です。
仏足石: 仏陀の足跡を象った石で、仏教の聖地巡礼の象徴です。

墓所

海蔵寺には、以下の著名人の墓所があります。

食行身禄: 富士講の指導者として知られる人物です。
立原翠軒夫妻: 水戸藩士であり、その妻と共にこの寺に眠っています。
雲龍久吉: 大相撲の力士で、横綱としても活躍した人物です。

交通アクセス

最寄駅: 東京メトロ南北線「本駒込駅」
徒歩: 本駒込駅から徒歩約6分です。

参考文献

江幡潤 著『文京区史跡散歩 (東京史跡ガイド5)』学生社、1992年

関連項目

* 食行身禄

海蔵寺は、歴史と文化が深く関わっている場所です。寺宝や著名人の墓所は、訪れる人々に歴史の重みを感じさせます。また、交通の便も良く、気軽に訪れることができるでしょう。

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