渡合温泉

渡合温泉

渡合温泉は、岐阜県中津川市加子母（旧美濃国恵那郡加子母村）にある温泉です。付知峡の自然に囲まれた場所に一軒宿があり、ひっそりとした佇まいが魅力です。

泉質

泉質はアルカリ炭酸泉で、源泉温度は10.5℃と冷泉です。温泉は沸かして利用されており、効能として胃腸病やリューマチなどが挙げられます。ただし、これらの効能は万人に効果を保証するものではありません。

温泉街

渡合温泉は、付知峡にある一軒宿でのみ入浴が可能です。営業期間は基本的に4月から11月までで、冬季（12月から翌年3月まで）は積雪のため休業となります。

特徴的なのは、電気が通っていないため、日中は自家発電、夜間はランプを使用している点です。そのため、宿ではヘアドライヤーの使用が終日禁止となっています。また、電話回線や基地局がないため、衛星電話が利用されています。

入浴時間は午前7時から午後8時半まで。浴槽は下から沸かす五右衛門風呂で、高野槙が使用されています。

歴史

渡合温泉の源泉が発見されたのは明治時代です。長きにわたり、この地で人々に癒しを提供してきました。

アクセス

鉄道・バス

JR中央本線の中津川駅から北恵那交通バスに乗り、「道の駅花街道付知」バス停で下車してください。

自動車

中央自動車道中津川インターチェンジから国道257号を経由して、「道の駅花街道付知」へ向かいます。

温泉地へ続く林道は道幅が狭く、未舗装区間もあるため、通行には十分な注意が必要です。過去には林道の一部が崩落したため、一般車両の通行が禁止され、道の駅花街道付知から宿の無料送迎バスを利用し、一部山道を徒歩で移動する必要があった時期もありましたが、現在は復旧しています。

宿までの林道の途中には、「高樽の滝」という見事な滝があります。落差、水量ともに見応えがあり、訪れる人々を魅了しています。

かつて、1937年（昭和12年）から1959年（昭和34年）の間には、付知森林鉄道の渡合停車場が近くにあり、渡合温泉の宿泊客が利用していたそうです。

関連項目

温泉
温泉街
外湯
温泉番付
日本の[[温泉地一覧]]

外部リンク

付知峡渡合温泉旅館HP

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