瀬川昌昭

瀬川昌昭について

瀬川昌昭は、1928年7月5日に実業家である瀬川昌邦の三男として東京に生まれました。彼の人生は、激動の昭和時代と深く結びついています。

生い立ちと学歴

幼少期を東京で過ごし、1945年7月には東京大空襲で自宅が全焼するという経験をしました。その後、東京大学に進学し、政経科（現在の東京大学）を1951年に卒業しました。

NHKでのキャリア

大学卒業後、瀬川は日本放送協会（NHK）に入局しました。NHKでは、社会番組部長として数々の重要な番組制作に携わりました。特に、『アポロ11号月面着陸生中継』や『あさま山荘事件生中継』など、歴史的な瞬間を捉えた番組の制作を指揮しました。

実業家としての活動

1976年にNHKを退社後、株式会社瀬川事務所を設立し、社長に就任しました。また、1983年には国際科学技術博覧会で政府出典チーフディレクターを務めました。さらに、社会法人JRO日本リユース機構の監事や相談役も務めるなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

その他の活動

株式会社伊藤弘康企画事務所の取締役も務めており、幅広い分野でその才能を発揮しています。出版物としては、1965年に磯村尚徳、岡田多生との共著で『近代国家の像』を日本放送出版協会から出版しています。

親族

瀬川家は、医学者や実業家、評論家、映画監督など、多才な人物を輩出している家系です。祖父は医学者の瀬川昌耆、祖母は工学博士の厚木勝基の叔母である瀬川寿々、伯父は医学者の瀬川昌世、父は実業家の瀬川昌邦です。また、長兄は評論家の瀬川昌久、二兄は映画監督・脚本家の瀬川昌治です。

参考資料

瀬川昌昭に関する情報は、『昭和人名事典』（日本図書センター）や、e-life streetの瀬川昌昭のページ（ウェイバックマシンによる2018年8月27日アーカイブ）からも確認できます。

瀬川昌昭は、放送業界での豊富な経験と、その後の実業家としての活動を通じて、日本の社会に多大な貢献をした人物と言えるでしょう。

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