片岡晴彦

片岡晴彦は、1952年4月18日に東京都で生まれ、日本の航空自衛官として長年にわたり国防に貢献しました。1976年3月に防衛大学校を卒業（第20期）後、航空自衛隊に入隊し、研究開発を専門とするパイロットとしてキャリアをスタートさせました。

1995年1月には1等空佐に昇任し、その後も要職を歴任。1996年8月には航空自衛隊幹部学校に勤務、1997年4月には航空幕僚監部防衛部防衛課業務計画班長に就任するなど、組織の中核を担いました。1998年12月には第4航空団整備補給群司令に任命され、部隊運営にも携わりました。

2000年2月には航空幕僚監部技術部技術第1課長に就任し、技術部門においてもその手腕を発揮。2001年6月には空将補に昇任し、航空開発実験集団司令部幕僚長に就任。2002年8月には第8航空団司令兼築城基地司令を、2004年8月には航空幕僚監部技術部長を、2005年7月には航空幕僚監部防衛部長を歴任しました。

2007年7月には空将に昇任し、第33代中部航空方面隊司令官に就任。2009年7月には第17代航空教育集団司令官、2010年12月には第41代航空総隊司令官を歴任。2011年3月には東日本大震災の発生に伴い、災害派遣統合任務部隊（JTF-TH）空災部隊指揮官も兼務し、大規模災害への対応にも尽力しました。

2012年1月には、第32代航空幕僚長に就任し、航空自衛隊のトップとして組織を統括しました。2013年8月に退官した後は、株式会社IHIの顧問、国家安全保障局顧問、内閣府宇宙政策委員会基本政策部会委員などを務め、幅広い分野で活躍。2016年7月には防衛大臣政策参与に就任しましたが、同年12月に退職しました。

2022年4月には、長年の功績が認められ、瑞宝重光章を受章しました。同年7月には宇宙政策委員会委員に任命され、宇宙政策の推進にも貢献しています。

片岡晴彦は、航空自衛隊の発展に大きく貢献した人物であり、その知識と経験は、退官後も様々な分野で活かされています。

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