玉樹巴塘空港

玉樹巴塘空港について

玉樹巴塘空港（ぎょくじゅはとうくうこう）は、中華人民共和国青海省玉樹チベット族自治州玉樹市巴塘郷に位置する空港です。州の中心であるケグ鎮（結古鎮）から約26kmの場所にあり、標高3900mという高地に位置しています。この標高は、青海省内にある民間空港としては最も高く、中国国内でも5番目の高さを誇ります。

この空港は、エアバスA319などの航空機が離着陸可能で、年間約8万人の旅客に対応できるターミナルビルを備えています。中国民用航空局の統計によると、2009年8月から12月までの間に7,484人の乗客が利用しました。

歴史

玉樹巴塘空港の歴史は、かつてチベットへの軍事物資輸送を目的としてこの地に存在した空港に遡ります。しかし、1970年代にラサに空港が完成したことにより、その役割を終えて廃港となりました。現在の空港は、その跡地に再建されたものです。

再建後の主な出来事

2007年5月16日：建設開始
2008年8月：滑走路完成
2009年5月29日：最初の航空機が飛来
2009年8月1日：正式開港
2010年5月1日：地震救援のための緊急拡張工事開始
2010年6月28日：中国人民解放軍空軍第九工程総隊による緊急拡張工事完了

玉樹地震での役割

2010年4月14日に発生した青海地震（玉樹地震）において、玉樹巴塘空港は救助活動と援助物資の輸送において非常に重要な役割を果たしました。地震発生当日には空港の復旧作業が完了し、その日の夜には国際救助隊員と救援物資が到着しました。この迅速な対応は、被災地への早期支援に大きく貢献しました。

就航航空会社と路線

現在、玉樹巴塘空港には以下の航空会社が就航しており、特定の都市を結んでいます。

中国東方航空：西寧、西安
チベット航空：西寧、ラサ

これらの路線は、玉樹と主要都市との間の重要な交通手段となっています。

その他の情報

玉樹巴塘空港は、高地にあるため、航空機の運用には特別な注意が必要です。空港は、周辺地域の発展と住民の生活を支える重要なインフラとしての役割を担っています。

関連情報

中華人民共和国の空港の一覧

外部リンク

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玉樹巴塘機場工程《中国民用航空》航采網專題
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註釈・参考資料

* (参考文献や注釈を記載)

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