玉正鳳萬平

玉正鳳 萬平とは

玉正鳳 萬平（たましょうほう まんぺい）は、1993年3月6日にモンゴル国ウランバートルで生まれた現役の大相撲力士です。彼は身長189cm、体重124kgの体格を持ち、最高位は2023年9月の西十両筆頭です。本名はエルデンビィールグ・エンクマンライ（Эрдэнэбилэгийн Энхманлай）で、愛称は「マンちゃん」。趣味は漫画やアニメで、特に人気漫画『ONE PIECE|ONE_PIECE』が好物です。好物の一つにはモンゴル料理のボーズがあり、彼の文化的背景を垣間見ることができます。

来歴

玉正鳳の父親はモンゴル相撲と柔道の監督でした。彼の教え子には著名な力士が多数おり、朝青龍や日馬富士などが含まれます。しかしエンクマンライ自身は少年時代、相撲に興味を持たず、バスケットボールやアイススケートに熱中していました。2011年に初めて日本に来て相撲の道を志し、当初は高島部屋に入門。しかし、高島部屋が閉鎖されたため、同年7月に春日山部屋へ移籍し、新弟子検査を受けました。

その後、初土俵を2021年9月場所で迎え、四股名は高春日望（たかかすが のぞみ）と名付けられました。彼は序ノ口から序二段を経て、2012年の7月には序二段優勝争いに加わるほどの成績を残します。初土俵から約2年後の2013年11月、幕下に昇進しました。しかし、幕下では不調が続き、三段目に戻ることもありました。

2016年には春日山部屋が閉鎖され、追手風部屋に移籍。その後、中川部屋、そして2020年に片男波部屋へと移籍します。2022年11月場所では、元大関の朝乃山を倒し、7戦全勝で幕下優勝を達成しました。そして2023年1月場所では十両昇進が内定し、3月場所から新十両としてデビューしました。

取り口と特徴

玉正鳳は、最初は四つ相撲でしたが、転籍後は押し相撲に転向したと言われています。彼の得意技には右四つ、寄り、投げがあり、特に上手投げや上手出し投げが強力です。2022年11月の場所では、元大関との一戦での判断力や戦略が高く評価されました。

プライベートと趣味

玉正鳳は複数の部屋を転々とした中で、同じ一門の力士や姉の義兄玉鷲の存在にも支えられました。彼はアニメや映画を好み、コスプレイベントにも参加した経験があります。食事にもこだわり、特にボーズや肉、チョコレートを好んで食べています。また、趣味には映画鑑賞や漫画が含まれており、長渕剛の音楽も好んで聴いています。

相撲道を通じて成長を続けている玉正鳳萬平。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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