田島ナビ

田島ナビ（たじま ナビ）

田島ナビ（たじま ナビ、1900年8月4日 - 2018年4月21日）は、日本のスーパー[[センテナリアン]]です。鹿児島県喜界町在住で、2017年9月15日から亡くなるまで、世界最高齢の人物でした。また、生年月日が確実な人物としては、世界で最後の19世紀生まれとなりました。

人物

1900年8月4日、鹿児島県大島郡荒木地区の集落で、田島家の長女として生まれました。喜界島で育ち、尋常小学校を卒業後、織物工場で働きました。1919年に富二子を婿に迎え、夫婦でサトウキビ農業を80歳頃まで続けました。夫の富二子は1991年に94歳で亡くなりました。その後、長男夫婦と生活し、2002年2月に特別養護老人ホーム「喜界園」に入居しました。入居当初は杖を使って歩けていましたが、転倒による骨折をきっかけに車椅子での生活となりました。

田島ナビは夫の富二子との間に9人の子供（7男2女）をもうけました。2011年の敬老の日には、28人の孫、56人のひ孫、35人の玄孫がいました。2015年9月には、玄孫の子である来孫を含め、140人以上の子孫がいました。2017年9月時点では、子孫は約160人にまで増えました。

食事は1日3回欠かさず、粥や味噌汁など5品をミキサーにかけたものを摂取していました。体調が良い時には、島唄に合わせて手踊りをすることもありました。

長寿記録

2011年9月: 鹿児島県内の最高齢者として認定。
2015年9月27日: 東京都内在住の1900年3月15日生まれの女性が亡くなったため、115歳54日で日本最高齢となる。
2017年9月1日: 117歳28日で、大川ミサヲの記録を抜き、日本人史上最高齢記録を更新。
2017年9月15日: ヴァイオレット・ブラウンの死去に伴い、117歳42日で世界最高齢の存命人物、及び確証のある最後の19世紀生まれの人物となる。
2018年4月21日: 午後7時58分、老衰のため喜界町内の病院で死去。117歳260日没。田島ナビの死去により、都千代（1901年生まれ）が世界最高齢となり、確実な記録のある19世紀生まれの人物は全員この世を去った。告別式は同月23日に行われ、ひ孫ら約100人が参列し、島歌を捧げ別れを惜しんだ。喜界町副町長は「町民の誇りでした」と追悼の意を述べました。

田島ナビは、2020年9月19日に田中カ子によって記録が更新されるまで、日本およびアジアにおける史上最長寿の人物でした。

関連項目

センテナリアン: 100歳以上の長寿者のこと。
* 木村次郎右衛門: 男性における19世紀生まれ世界最後の生存者。

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