甲斐住吉駅

甲斐住吉駅の概要

甲斐住吉駅（かいすみよしえき）は、山梨県甲府市住吉二丁目に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）身延線の駅です。この駅は1931年に富士身延鉄道の停留所として設けられ、その後1938年に国鉄によって駅に昇格し、1941年には国有化されました。その後、1987年に国鉄が分割される際に、東海旅客鉄道の駅となりました。

2025年にはICカード「TOICA」が使用可能になる予定です。

駅の構造

甲斐住吉駅は、単式ホームを持つ地上駅で、ホームは北西側に位置しています。駅の構造はシンプルで、無人駅となっており、南甲府駅による管理が行われています。駅舎は存在せず、ホーム上にはブロック造りの待合所と小さな屋根が設けられています。この待合所には、以前設置されていた扉が取り除かれ、歴史を感じさせる古いレールが柱に利用されているのが特徴です。このレールは1880年代にイギリスで製造されたもので、その刻印を社会が確認することができます。

利用状況

1日の平均乗車人員は年ごとに変動がありますが、特に朝夕の通勤時間帯には多くの人々が利用しています。周辺の高校や住宅地の影響で、多様な利用者層が駅を訪れます。

駅周辺の環境

駅周囲は甲府市の郊外に広がる住宅地域で、生活環境も整っています。北東に進むと住吉神社が約500mのところにあり、地名や駅名の由来ともなっています。また、2005年3月まで駅前には製氷工場とアイススケート場がありましたが、現在は分譲住宅地となっています。

駅の近くには様々な教育機関が存在し、以下の学校が立地しています：

• - 山梨県立甲府南高等学校
• - 甲府市立甲府商業高等学校
• - 駿台甲府小学校・中学校・高等学校（高校は美術デザイン科のみ）

さらには地域の公共施設も周辺に集まっており、郵便局や公共職業安定所、スポーツ公園などがあります。特に、甲府小瀬スポーツ公園は徒歩約30分の場所にあり、バスでのアクセスも希望者に提供されています。

バス路線

甲斐住吉駅へのバス路線も整備されており、地域交通を支える重要な役割を果たしています。ここでは、山梨交通が運営するバスが発着しており、さまざまな行き先へのアクセスが可能です。主要な路線は以下の通りです：

• - 70系統：敷島団地、小瀬スポーツ公園行き
• - 01・02系統：山宮循環行き
• - 10系統：武田神社行き
• - 12系統：積翠寺行き
• - 14系統：HANAZONOホスピタル行き
• - その他多数。

全ての路線は甲府駅を経由しているため、甲府市内の他の場所とのアクセスも良好です。

隣接駅

甲斐住吉駅の隣には、国母駅と南甲府駅があり、身延線を利用する際に重要な接続ポイントとなっています。

このように甲斐住吉駅は歴史的な背景を持ちながら、地域の交通を支える重要な駅としてその役割を果たしています。

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