県庁前交差点 (沖縄県)

概要

沖縄県那覇市久茂地にある県庁前交差点は、パレットくもじ前交差点、または県庁北口交差点とも呼ばれています。

1988年までは、交差点の南西角に那覇警察署があったため、「那覇署前交差点」という名称で親しまれていました。その後、那覇警察署が与儀交差点へ移転した後も、1990年までは旧那覇署前交差点と呼ばれていましたが、1991年に久茂地再開発事業の一環としてパレットくもじが完成したことを機に、現在の名称である県庁前交差点へと変更されました。

1980年代までは、交差点周辺に県警本部や那覇署といった古い建物が立ち並び、歩道橋も設置されていましたが、1990年代に入り、現在の県庁舎やパレットくもじが完成したことで、その景観は大きく変わりました。パレットくもじ前の県道は4車線に拡幅され、県警本部と那覇署は移転し、その跡地には県議会棟が建設されました。歩道橋は撤去され、スクランブル交差点へと生まれ変わり、沖縄県内でも有数の人通りが多い交差点となりました。現在では、街頭キャンペーンや選挙演説なども行われ、国際通りの入口にふさわしいシンボル的な存在となっています。

那覇市の主要交差点の一つであるため、交通渋滞が頻繁に発生しており、那覇市内や沖縄本島中部、名護市方面へ向かう多くの路線バスがこの交差点を通過し、交差点の角にはバス停が設置されています。2003年には沖縄都市モノレールが開業し、パレットくもじのそばに県庁前駅が設けられました。現在、交差点の南東角では再開発が進められています。

東方面の国際通りは、平日17時30分から19時までバス専用道路（バスレーン）規制が行われているため、バス、タクシー、緊急車両以外の車両の通行が禁止されています（二輪車は規制対象外）。また、毎週日曜日の12時から18時まではトランジットマイル（歩行者天国）が実施され、全ての車両の乗り入れが禁止されています（那覇バスの10番・牧志新都心線のみ対象外、その他の路線バスは国道58号や久茂地川沿いの道路などに迂回します）。交差点の地下には県営駐車場があり、国道58号方面から県庁南口方面へは地下道を通って通り抜けることができます。

交差道路

沖縄県道39号線（東西方面、東方面は国際通り）
沖縄県道42号線（南北方面）
沖縄県道221号那覇内環状線（県道42号と重複）

各方面の主な目的地

北行き（県道42号御成橋通り）：国道58号（久茂地交差点）、県庁前駅
南行き（県道42号県庁前通り）：沖縄県庁、沖縄県警察本部
東行き（県道39号国際通り）：那覇新都心、安里
西行き（県道39号）：那覇バスターミナル、那覇市役所、沖縄県議会

周辺施設

沖縄県庁
沖縄県議会
沖縄県警察本部
那覇警察署県庁前交番
パレットくもじ
リウボウ
美栄橋郵便局
県庁前駅
みずほ銀行那覇支店（沖縄県で唯一の都市銀行）
沖縄銀行本店
那覇市役所
* わしたショップ本店

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