矢野陽子

矢野陽子：多才な才能で魅せるベテラン声優

矢野陽子（やの ようこ）さんは、1942年5月4日生まれ、東京都出身の日本の女性声優です。リベルタに所属し、旧芸名は矢野洋子でした。1960年代から1970年代にかけては東宝に所属し、女優としても数多くの作品に出演しました。

女優としての活躍

矢野さんは、テレビドラマ、映画、舞台と幅広い分野で活躍しました。特に、特撮テレビドラマ「ウルトラシリーズ」では、複数の作品で異なる役を演じ、その存在感を示しました。

テレビドラマ

ウルトラQ：第2話「五郎とゴロー」では淡島ロープウェーの観光ガイド、第10話「地底超特急西へ」では、いなづま号のガイド・矢野役を演じました。
ウルトラマン：第11話「宇宙から来た暴れん坊」では、新聞記者役で出演しました。
ウルトラセブン：第24話「北へ還れ！」では、旅客機乗員とカナン星人の声、第31話「悪魔の住む花」では松島看護婦を演じました。
鬼平犯科帳 第1シリーズ：第45話「夜鷹殺し」では、おつね役で出演しました。
その他、「火曜日の女シリーズ」、「親子弁護士の探偵帖」、「でっかい青春」などにも出演しています。

映画

矢野さんは、数々の映画にも出演しています。特にゴジラシリーズでは、複数の作品で重要な役どころを演じました。

暗黒街撃滅命令：列車の母親役で出演しました。
河のほとりで：女学生役を演じました。
モスラ対ゴジラ：浜風ホテルの客役で出演しました。
三大怪獣 地球最大の決戦：上野公園の野次馬として登場しました。
怪獣大戦争：宇宙局員役を演じました。
怪獣総進撃：国連科学委員会の女性技師を演じました。
その他、「君も出世ができる」、「乱れる」、「けものみち」、「フランケンシュタイン対地底怪獣」、「女の中にいる他人」、「ひき逃げ」、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」、「クレージー映画」、「若大将シリーズ」、「東宝8.15シリーズ」など、多くの作品に出演しています。

舞台

近年では、舞台「マミィ」にも出演するなど、舞台女優としても活躍しています。

声優としての活躍

矢野さんは、声優としても数々の作品で活躍しています。テレビアニメ、OVA、劇場アニメ、吹き替えと幅広いジャンルで、その個性的な声で多くのキャラクターに命を吹き込みました。

テレビアニメ

「家なき子」
「一発貫太くん」：ひろみ役
「おそ松くん」：デカパン婦人役
「学校の怪談」：しづ子の母役
「コボちゃん」
タイムボカンシリーズ：「ヤッターマン」ではハヒネス、老婆トマレー、オカミさん、ギルダの母など多くの役を、「タイムパトロール隊オタスケマン」ではコンピューターママ、ハハブタ、ヨターシャなどを演じました。
「サザエさん」
「とんでも戦士ムテキング」：警官C役
「ファンタジーアドベンチャー 長靴をはいた猫の冒険」：フローネ役
「風船少女テンプルちゃん」：チュッピー役
「平成天才バカボン」：お母様役
「ろぼっ子ビートン」：おばあさん、女の人たち役

OVA

「タイムボカン王道復古」：占いママさん役

劇場アニメ

「WXIII 機動警察パトレイバー|WXIII_機動警察パトレイバー」：舞台女優役

吹き替え

矢野さんは、映画、ドラマ、アニメなど、様々なジャンルの吹き替えも担当しています。その演技力と声の表現力で、多くの海外作品の魅力を引き立てました。

映画：「オフィスキラー」（ドリーン役）、「彼女を信じないでください」（ヒチョルの祖母役）、「ゴーストバスターズ」（不動産屋役）、「サルサ/灼熱のふたり」（先生、おばさん役）、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」（寄付集めの女性役など）、「ぼくのバラ色の人生」（エリザベス役）、「摩天楼はバラ色に」（グレース・フォスター役）、「リトル・ダンサー」（おばあちゃん役）、「レナードの朝」（エレノア・コステロ役）など
ドラマ：「ER XIV 緊急救命室」（ミッシェル役）、「デスパレートな妻たち7」（アリソン・スカーボ役）、「ロックフォードの事件メモ」（ペギー・ベッカー役）など
* アニメ：「ザ・シンプソンズ」（ベアトリス・ビー・シモンズ役）など

まとめ

矢野陽子さんは、女優、声優として長年にわたり活躍し、多くの作品でその才能を発揮してきました。その多岐にわたる活動は、多くのファンを魅了し続けています。

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