石川総候

石川総候（いしかわ ふさとき）は、江戸時代中期に常陸下館藩の第3代藩主を務めた人物です。伊勢亀山藩石川家の分家にあたる旗本・大久保総比の三男として、享保3年（1718年）に生まれました。

元文元年（1736年）2月25日、先代藩主である石川総陽の養嗣子となり、同年3月には将軍・徳川吉宗に拝謁しました。同年12月16日には従五位下・内膳正に叙任され、後に若狭守に遷任しています。元文5年（1740年）10月7日、養父である総陽の隠居に伴い家督を継ぎ、下館藩の第3代藩主となりました。

藩主としては、藩政の安定と領民の生活向上に努めました。しかし、具体的な業績についての記録は多く残されていません。明和7年（1770年）8月17日、53歳でこの世を去り、跡目は三男の総弾が継ぎました。

系譜

実父：大久保総比
養父：石川総陽
正室：大久保忠方の娘

子女

石川総孝（長男）：生母は正室
石川金八郎
石川総賢
石川総弾（三男）：下館藩主を継ぐ
石川清之助
石川総般（五男）
土方雄年室
阿きく：水野忠実室
娘
* 石川総彬室


このように、石川総候は、旗本から藩主へと立場を変えながらも、その生涯を藩のために尽くしました。また、多くの子女をもうけ、その子孫は各方面で活躍しました。

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