祝聖寺 (湖南省)

祝聖寺

祝聖寺（しゅくしょうじ）は、中華人民共和国湖南省衡陽市南嶽区にある由緒ある浄土宗の仏教寺院です。その歴史は唐代にまで遡り、数々の変遷を経て現在に至ります。

歴史

祝聖寺は、唐代（618年-907年）に創建されました。当初は弥陀台と呼ばれ、承遠（712年-802年）が開山祖師となりました。徳宗の貞元年間（785年-805年）には、「弥陀寺」の名を賜りました。

しかし、唐の会昌5年（845年）に武宗が即位すると、会昌の廃仏によって一時的に廃寺となります。その後、五代十国時代の初期に、楚王馬殷の夫人である楊子瑩が私財を投じて寺院を再建し、大規模な改修を経て「報国寺」と改名されました。

太平興国年間（976年-984年）には、「勝業寺」の名を賜ります。宣和年間（1119年-1125年）には大規模な再建が行われ、天台宗の僧侶である法忠が住職となりました。崇禎8年（1635年）に再建された際には、仏頂と仏像が建立されました。康熙44年（1705年）には、湖南巡撫の趙申喬が大規模な増築を主宰しました。康熙51年（1712年）には、康熙帝が勝業寺に「龍蔵」を賜り、雍正5年（1727年）に現在の「祝聖寺」という寺号を賜りました。

中華民国の時代には、僧侶の空也法師が「天台学校」を創設しました。1929年には、僧侶の霊濤（1898年-1950年）が「南岳仏教講習所」を創設しました。1937年5月7日には、南岳仏道救難協会が設立されました。1956年には、中国仏教協会が祝聖寺内に南岳仏教協会を設立しました。

しかし、文化大革命の際には、紅衛兵によって寺廟などの宗教施設が徹底的に破壊されました。その後、1983年に中華人民共和国国務院によって、祝聖寺は漢族地区仏教全国重点寺院に認定され、1985年5月には仏像開眼式が行われました。

伽藍

現在の祝聖寺には、以下の伽藍が配置されています。

天王殿
大雄宝殿（本堂）
説法堂
方丈室
羅漢堂

重要文化財

かつては五百羅漢青石像がありましたが、文化大革命によって仏像は破壊されました。

主な住僧

祝聖寺には、以下のような著名な住僧がいました。

承遠
法照
日晤
曉堂
祖泌
長松
黙庵
妙見
淡雲
曼慈
道階
空也
明真
仏源
惟正

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