福岡県道703号柳川筑後線
福岡県道703号柳川筑後線は、福岡県
柳川市東
蒲池から筑後市大字和泉に至る、全長約14kmの一般県道です。この路線は、
江戸時代初期に
柳河藩主
田中吉政が整備した柳川と八女を結ぶ
街道の一部に相当し、歴史的な背景を持つ道でもあります。
概要
この県道は、
柳川市街地と筑後市の福岡県道706号筑後城島線筑後ループ橋付近を結び、筑後平野をほぼ東西方向に一直線に走ります。一部区間は2
車線となっていますが、大部分は1
車線程度の幅しかない狭い道路です。そのため、走行には十分な注意が必要です。
路線データ
起点: 福岡県柳川市東蒲池(柳川西IC入口交差点、国道385号交点、有明海沿岸道路 柳川市IC)
終点: 福岡県筑後市大字和泉(福岡県道706号筑後城島線交点)
総延長: 14,091 m
路線状況
バイパス
柳川市三橋町柳河からみやま市瀬高町上庄に至るバイパスが計画され、2008年8月に全線開通しました。このバイパスは、旧国鉄佐賀線の線路跡の一部を利用しており、かつての百町駅 - 三橋駅間に相当します。バイパス開通により、筑後市方面へのアクセスが改善されましたが、県道89号瀬高久留米線は依然として道幅が狭いため、福岡県道96号八女瀬高線や福岡県道791号富久瀬高線を経由して現道に接続するルートが推奨されています。
2008年3月29日に暫定完成した有明海沿岸道路一般部のうち、柳川市三橋町柳河から同市東蒲池までの区間が、当路線のバイパスとして指定されています。
重複区間
福岡県道89号瀬高久留米線(筑後市大字中折地)
福岡県道716号水田大川線(筑後市大字水田・水田中町交差点 - 筑後市大字水田・水田交差点、190 m)
福岡県道96号八女瀬高線(筑後市大字尾島 地内)
道路施設
橋梁
この県道には、以下の橋梁があります。
久富橋(二ッ川、柳川市)
磯鳥橋(沖端川、
柳川市)
太田川橋(柳川市)
大請橋(
柳川市)
菰添橋(柳川市)
上馬間田橋(前田川、筑後市)
村中橋(筑後市)
榎橋(筑後市)
平霊石橋(筑後市)
南水田橋(筑後市)
和泉橋(花宗川、筑後市)
地理
通過する自治体
柳川市
筑後市
交差する道路
(詳細な情報は割愛)
交差する鉄道
西鉄天神大牟田線
沿線
この県道沿いには、以下の施設や観光地があります。
柳川市役所
柳川川下り
三柱神社
西鉄天神大牟田線 矢加部駅
中山の大藤
筑後市立水田小学校
福岡県立筑後特別支援学校
筑後ループ橋
JR九州鹿児島本線 羽犬塚駅
その他
脚注:(詳細な情報は割愛)
関連項目: 福岡県の県道一覧
外部リンク: 福岡県南筑後県土整備事務所、福岡県八女県土整備事務所
この県道は、地域住民の生活道路としてだけでなく、観光客にとっても重要なルートとなっています。運転の際は、安全に注意して通行してください。