福岡県道89号瀬高久留米線
福岡県道89号瀬高久留米線は、福岡県
みやま市瀬高町を起点とし、
久留米市荒木町に至る
主要地方道です。この路線は、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。
概要
この県道は、
みやま市瀬高町上庄から
久留米市荒木町白口までを結んでいます。
みやま市内の区間は短く、一部
柳川市三橋町を経由します。起点の御茶屋前交差点から筑後市大字中折地までの区間には、1車線で離合が困難な場所や、進路変更が多く迷いやすい箇所が存在します。また、
久留米市荒木駅付近にも同様に狭い区間があります。
一方で、筑後市大字中折地から
久留米市荒木四差路交差点までは2車線に整備されており、幅員も広く、比較的走行しやすい区間となっています。
終点付近のJR
鹿児島本線白口
踏切から野伏間交差点にかけては、時間帯により
渋滞が発生しやすくなっています。野伏間交差点には右折レーンが設けられましたが、右折車の利用が少ないため、
渋滞の根本的な解決には至っていません。この区間の改良のため、荒木バイパス工区の整備が
2020年度から事業化されています。
路線データ
起点:みやま市瀬高町上庄(御茶屋前交差点、国道443号上)
終点:
久留米市荒木町白口(野伏間交差点、
国道209号交点)
総延長:11.6km
歴史
1993年(平成5年)
5月11日:県道瀬高西牟田久留米線が、瀬高久留米線として
主要地方道に指定されました。
2020年(令和2年)3月31日:起点から福岡県道96号八女瀬高線交点までの経路が変更され、国道443号との重複区間ができました。
2021年(
令和3年)2月9日:荒木バイパス工区が路線に追加指定されました。
路線状況
道路改築事業
現在、荒木バイパス工区が整備中です。このバイパスは、
久留米市荒木町荒木から同市
荒木町白口までの2.49kmで、
福岡県道756号中津白口線以南は2車線、以北は4車線で整備され、
鹿児島本線をアンダーパスする予定です。
重複区間
国道443号:みやま市瀬高町上庄・御茶屋前交差点(起点)から305m
福岡県道96号八女瀬高線:
みやま市瀬高町上庄から三軒屋前交差点までの1,567m
福岡県道703号柳川筑後線:筑後市大字中折地
福岡県道706号筑後城島線:筑後市大字富久から西牟田
道路施設
この路線には、多くの橋梁が架かっています。主な橋梁は以下の通りです。
古島橋(沖端川、柳川市 - 筑後市)
倉屋敷橋(筑後市)
田中橋(筑後市)
梅木橋(筑後市)
富久橋(花宗川、筑後市)
浅ノ外橋(筑後市)
下富久橋(筑後市)
第二堀の口橋(筑後市)
若菜島橋(筑後市)
南田橋(筑後市)
高江橋(山ノ井川、筑後市)
野橋(筑後市)
高久橋(筑後市)
流中橋(筑後市)
平成橋(倉目川、筑後市)
三瀦大橋(
久留米市)
今村橋(久留米市)
荒木橋(広川、
久留米市)
鷺田橋(藤田浦川、久留米市)
井尻橋(
久留米市)
地理
この路線は、以下の自治体を通過します。
みやま市
柳川市
筑後市
久留米市
交差する道路
(省略)
交差する鉄道
鹿児島本線
九州新幹線
沿線
沿線には、以下の施設があります。
筑後市立下妻小学校
筑後市立二川小学校
天然田園温泉ふかほり邸
久留米市立荒木小学校
JR九州鹿児島本線 荒木駅
脚注
(省略)
関連項目
福岡県の県道一覧
外部リンク
福岡県南筑後県土整備事務所
福岡県八女県土整備事務所
* 福岡県久留米県土整備事務所