竜虎川上

竜虎 川上（りゅうこう かわかみ）

竜虎 川上（りゅうこう かわかみ、1998年6月23日 - ）は、熊本県宇土市出身の元大相撲力士。
尾上部屋に所属し、最高位は西十両12枚目（2019年7月場所）。
本名は川上 竜虎（かわかみ りゅうこう）。元小結・濱ノ嶋（尾上親方）は叔父にあたる。

生い立ちと入門前

5歳から地元の道場で相撲を始め、のちに大関となる正代と共に稽古に励んだ。
叔父である17代尾上が尾上部屋を興してからは、部屋のパーティーに参加したり、夏休みに部屋へ遊びに行ったりするなど交流を深めた。
小学校時代は相撲と並行して水泳とサッカーも習っていた。

文徳高校への出稽古で突き押し相撲を徹底的に鍛えられ、宇土市立鶴城中学校3年次には全国中学校相撲選手権大会と全国都道府県中学生相撲選手権大会で優勝。史上4人目の中学2冠を達成した。

2013年12月には大相撲の冬巡業で、当時大関だった稀勢の里の胸を借り、「幕下の力はある」と評価された。
翌2014年2月には白鵬杯に出場し、中学の部を制覇。中学3冠を達成した。

中学校卒業後は、文徳高校に進学。2年次に全国選抜高等学校相撲弘前大会個人優勝、3年次に選抜高校相撲十和田大会個人優勝を果たすも、インターハイでは左足首の骨折の影響で結果を残せなかった。

大相撲入門から引退まで

日本大学からのスカウトを断り、叔父が師匠を務める尾上部屋に入門。
2017年1月場所で初土俵を踏んだ。同期には一山本がいる。
序ノ口、序二段を各1場所、三段目を2場所で通過し、2017年11月場所に幕下昇進。
幕下でも好成績を収め、2019年1月場所には十両目前の西幕下2枚目まで番付を上げた。

2019年7月場所で新十両昇進を果たしたが、4勝11敗と負け越した。
翌9月場所は右足首の負傷により全休。
その後、幕下で3場所連続で勝ち越し、2020年11月場所では幕下優勝を果たし、8場所ぶりに十両復帰を決めた。

2021年1月場所に十両に復帰するも、6勝9敗と負け越し、1場所で幕下へ陥落。
その後は怪我に苦しみ、2021年9月場所限りで引退した。

引退後は熊本に戻り、治療に専念。現在は海苔の職人として働いている。

人物

相撲一家の生まれで、祖父は九州相撲連盟の会長。
師匠である17代尾上は叔父、同部屋の照寶は従弟にあたる。

本名の竜虎は、元小結・龍虎勢朋に由来する。

主な成績

通算成績：104勝66敗35休（28場所）
十両成績：10勝20敗（2場所）
幕下優勝：1回（2020年11月場所）

改名歴

川上 竜虎（かわかみ りゅうこう）：2017年1月場所
* 竜虎 川上（りゅうこう かわかみ）：2017年3月場所 - 2021年9月場所

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