第1高射特科大隊

第1高射特科大隊について

第1高射特科大隊は、静岡県御殿場市の駒門駐屯地に所在する陸上自衛隊の部隊です。第1師団の隷下にあり、対空戦闘を主任務としています。

沿革

第1高射特科大隊は、その歴史を警察予備隊時代の第61連隊第5大隊にまで遡ります。以下にその変遷をまとめます。

1950年（昭和26年）5月1日: 警察予備隊第1管区隊第61連隊第5大隊として、豊川駐屯地で編成されました。
1953年（昭和28年）3月9日: 宇都宮駐屯地へ移駐しました。
1954年（昭和29年）7月1日: 陸上自衛隊発足に伴い、第1特科連隊第5大隊に改称されました。
1962年（昭和37年）1月18日: 第1管区隊の第1師団への改編に伴い、第1特科連隊第6大隊に改編されました。
1968年（昭和44年）3月25日: 宇都宮駐屯地から駒門駐屯地へ移駐しました。
1974年（昭和49年）3月26日: 35mm2連装高射機関砲 L-90の配備に伴い、改編されました。
1992年（平成4年）3月27日: 第1特科連隊第6大隊から第1高射特科大隊として分離独立し、師団直轄となりました。
2002年（平成14年）3月27日: 後方支援体制変換に伴い、整備部門が第1後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援隊に移管されました。
2020年（令和2年）3月26日: 部隊改編が行われました。第1高射中隊は指揮情報中隊に、第2高射中隊は高射中隊に改編されました。

防衛警備区

神奈川県西部を警備隊区としています。

（小田原市、南足柄市、足柄上郡中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、足柄下郡箱根町、真鶴町、湯河原町）

部隊編成

現在の第1高射特科大隊の編成は以下の通りです。

第1高射特科大隊本部
本部管理中隊「1高-本」
指揮情報中隊「1高-指」- 93式近距離地対空誘導弾を装備
高射中隊「1高-高」- 81式短距離地対空誘導弾を装備
整備支援部隊
第1後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援隊「1後支-2整-高直支」（駒門駐屯地）：2002年（平成14年）3月27日より

過去に存在した部隊

第1高射中隊：2020年（令和2年）3月25日に廃止され、指揮情報中隊に改編されました。
第2高射中隊：2020年（令和2年）3月25日に廃止され、高射中隊に改編されました。

主要装備

第1高射特科大隊は、以下の装備を保有しています。

81式短距離地対空誘導弾
93式近距離地対空誘導弾
対空レーダ装置 JTPS-P14
低空レーダ装置 JTPS-P18
1/2tトラック / 73式小型トラック
1 1/2tトラック / 73式中型トラック
3 1/2tトラック / 73式大型トラック
89式5.56mm小銃

参考文献

『高射のあゆみ二十年』 高射学校編 1982年

関連項目

陸上自衛隊高射学校
第12高射特科隊
第2高射特科群

外部リンク

大隊HP'>第1高射特科大隊HP
* 陸上自衛隊　駒門駐屯地＠公式（@JGSDF_Komakado） - Twitter'>陸上自衛隊 駒門駐屯地＠公式（@JGSDF_Komakado） - Twitter

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