駒門駐屯地

駒門駐屯地について

駒門駐屯地（こまかどちゅうとんち、JGSDF Camp Komakado）は、静岡県御殿場市駒門に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。機甲教導連隊をはじめとする部隊が駐屯しており、東富士演習場や北富士演習場に近接していることから、機甲部隊の訓練拠点として重要な役割を担っています。

歴史

大日本帝国陸軍時代

駒門駐屯地の歴史は、大日本帝国陸軍の施設として1936年（昭和11年）に富士裾野演習場駒門廠舎として建設されたことに始まります。その後、1943年（昭和18年）には陸軍重砲兵学校富士分教場が開校し、軍事施設としての機能が強化されました。

進駐アメリカ軍時代

第二次世界大戦後、駒門駐屯地は進駐してきたアメリカ陸軍によって接収され、「サウスキャンプ」と呼ばれていました。

陸上自衛隊駒門駐屯地

1960年（昭和35年）3月15日、駒門駐屯地として陸上自衛隊に引き継がれ、新たな歴史が始まりました。発足当初は、第105教育大隊（板妻分屯地）、第106教育大隊、駒門駐屯地業務隊、会計隊、基地通信隊、警務隊などが駐屯していました。

その後、部隊の移駐や新編、改編が繰り返され、駐屯する部隊も変遷を遂げてきました。主な出来事としては、以下のようなものがあります。

1962年（昭和37年）：第1特科連隊や第1戦車大隊が移駐し、機甲部隊の拠点としての性格を強めました。
1992年（平成4年）：第1特科連隊第6大隊が廃止され、第1高射特科大隊が新編されました。
2002年（平成14年）：第1特科連隊が縮小改編され、北[[富士[[駐屯地]]]]へ移駐、各直接支援隊が新編されました。
2007年（平成19年）：国際活動教育隊が新編されました。
2019年（平成31年）：機甲教導連隊が新編され、駐屯地司令職務が機甲教導連隊長に移管されました。
2022年（令和4年）：第1戦車大隊が廃止されました。

駐屯部隊・機関

現在の駒門駐屯地には、以下の部隊や機関が駐屯しています。

防衛大臣直轄部隊・機関
陸上自衛隊富士学校
富士教導団
機甲教導連隊
警務隊
東部方面警務隊
第128地区警務隊
駒門連絡班
陸上総隊隷下部隊
国際活動教育隊
東部方面隊隷下部隊・機関
第1師団
第1高射特科大隊
第1後方支援連隊
第2整備大隊
高射直接支援隊
東部方面システム通信群
第105基地システム通信大隊
第305基地システム通信中隊
駒門派遣隊
東部方面会計隊
第433会計隊
駒門連絡班
駒門駐屯地業務隊
陸上自衛隊関東補給処
富士燃料出張所
共同の機関
自衛隊静岡地方協力本部
富士地域援護センター

最寄りの幹線交通

駒門駐屯地へのアクセスは、以下の交通手段が利用できます。

高速道路：東名高速道路御殿場IC、裾野IC
一般道：国道246号、国道469号、静岡県道155号滝ケ原富士岡線、静岡県道394号沼津小山線
鉄道：JR御殿場線富士岡駅
路線バス：富士急モビリティ特別支援学校線、三島線大坂停留所
港湾：清水港、田子の浦港、横浜港
飛行場：羽田空港

脚注

詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

駒門駐屯地ウェブサイト
* 陸上自衛隊 駒門駐屯地＠公式Twitter

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