第2地対艦ミサイル連隊

第2地対艦ミサイル連隊について



概要


第2地対艦ミサイル連隊（JGSDF 2nd Surface-to-Ship Missile Regiment）は、北海道美唄市に位置する陸上自衛隊の部隊で、特に対艦ミサイルの運用に特化しています。この部隊は第1特科団の隷下にあり、その役割は敵艦艇に対する脅威を排除することにあります。連隊の指揮は一等陸佐が担い、美唄駐屯地の司令も兼ねています。

この連隊は、1993年に67式30型ロケット弾発射機を装備する第126特科大隊を母体として設立されました。地対艦ミサイル連隊としては国内で2番目の編成となります。また、支援部隊としては、1996年から2024年までの間に第302坑道中隊が岩見沢駐屯地の第12施設群に所属し、ミサイルの防護を目的としたトンネルの掘削を行っていました。

沿革


1971年に第114特科大隊が廃止され、第126特科大隊が東千歳駐屯地に編成されました。1978年に美唄駐屯地に移転し、1993年に第126特科大隊は廃止、同年に第2地対艦ミサイル連隊が設立されました。2000年には整備部門が他の支隊に移管されるなど、部隊の構成や役割は時折変遷しています。2011年には、東北地方の大震災に際して、土葬支援も担いました。2025年には更なる部隊改編が予定されています。

部隊編成


第2地対艦ミサイル連隊の構成は次の通りです。部隊本部には、管理中隊「2地対艦-本」があり、これに続いて3つの地対艦ミサイル中隊が存在します。各中隊は88式地対艦ミサイルシステムを装備し、射撃統制装置や発射機、装填機を配備しています。


この他、整備支援の部隊も存在しており、かつては野整備部隊が組織されていましたが、2000年からは北部方面後方支援隊に統合されています。これらの部隊は、連隊の運用を支える重要な役割を持ち続けています。

主要装備


第2地対艦ミサイル連隊が運用する主要な装備品には、以下のものが含まれています。

これらの装備を用いて連隊は、地域の安全保障に寄与し、これからもその活動を続けていくことでしょう。

警備隊区


第2地対艦ミサイル連隊は美唄市及びその周辺の月形町を担当しています。これらの地域において、連隊は国の防衛活動を支えるため、日々訓練と準備を行っています。

まとめ


第2地対艦ミサイル連隊は、陸上自衛隊の中でも特に対艦能力に特化した部隊であり、長い歴史と共に国内外の脅威に備えています。今後の実績が期待される部隊です。

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