第3偵察戦闘大隊

陸上自衛隊第3偵察戦闘大隊

陸上自衛隊第3偵察戦闘大隊（JGSDF 3rd Reconnaissance Combat Battalion）は、滋賀県高島市の今津駐屯地に配置された部隊です。この大隊は第3師団の傘下に位置し、主に情報収集と戦闘任務を果たしています。

概要

第3偵察戦闘大隊は、2等陸佐が大隊長として指揮を執り、今津駐屯地の司令も兼任しています。部隊は偵察に特化した部隊と戦闘任務を持つ部隊の2つに分かれており、偵察中隊では偵察警戒車や軽装甲機動車、オートバイなどを活用し、必要な情報を収集します。戦闘中隊は16式機動戦闘車を装備しており、各種戦闘任務を遂行します。

この大隊は、2023年3月に新たに編成されました。以前は滋賀県の第3戦車大隊と兵庫県の第3偵察隊が統合されて誕生したもので、今津駐屯地を拠点にしています。

沿革

2023年3月16日、今津駐屯地に駐屯していた第3戦車大隊と、千僧駐屯地に駐屯していた第3偵察隊が廃止・統合され、第3偵察戦闘大隊が設立されました。この歴史ある統合により、部隊は新たなスタートを切りました。

部隊編成

本部

• - 本部管理中隊「3偵戦-本」: この中隊には16式機動戦闘車、82式指揮通信車、1トン半の救急車が配備されています。

偵察中隊

• - 「3偵戦-偵」: 87式偵察警戒車や軽装甲機動車、偵察用オートバイ、地上レーダ装置1号(改) JTPS-P23を装備し、情報収集活動を行います。

戦闘中隊

• - 「3偵戦-戦」: 16式機動戦闘車をはじめ、96式装輪装甲車や軽装甲機動車、偵察用オートバイを用いている部隊です。これにより、戦闘任務においても高い能力を発揮します。

主要装備

• - 16式機動戦闘車
• - 87式偵察警戒車
• - 96式装輪装甲車
• - 82式指揮通信車
• - 軽装甲機動車
• - 地上レーダ装置1号(改) JTPS-P23
• - 偵察用オートバイ
• - 1/2tトラック及び73式小型トラック
• - その他多くのトラック及び救急車が装備されています。

警備隊区

陸上自衛隊第3偵察戦闘大隊の警備区域は滋賀県全域にわたり、地域の安全を守る任務も担っています。部隊の活動は、安全保障の観点から非常に重要な役割を果たしています。

今後も陸上自衛隊第3偵察戦闘大隊は、情報戦と戦闘の両面において高い能力を維持し、地域の平和と安定を確保するために努めていきます。

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