第65回高松宮記念杯競輪
2014年6月12日から15日にかけて、
宇都宮[[競輪場]]にて開催された第65回高松宮記念杯
競輪は、
競輪のGIレースとして注目を集めました。この大会は、2010年大会以来4年ぶりに500mバンクが舞台となり、選手たちの熱い戦いが繰り広げられました。
決勝戦の模様
決勝戦は
6月15日に行われ、2525m(5周)の先頭固定
競走として実施されました。誘導員は栃木県出身の幸田光博さんが務めました。レースは、先行した
脇本雄太選手の後ろにつけた
稲川翔選手が、最終局面で差しきり、見事GI初優勝を飾りました。稲川選手にとっては、過去3度の決勝進出でいずれも勝利を逃していただけに、念願の初制覇となりました。レース中盤では、3番手を走行していた菊地圭尚選手が、内側を突いて追い抜こうとした際に、稲川選手と脇本選手と接触し落車するアクシデントが発生。この接触で、稲川選手と脇本選手が審議対象となりましたが、審議の結果、両者ともセーフと判定されました。
2着には、菊地選手をマークしていた
大塚健一郎選手が外から追い上げ入着。3着には、最終局面で強襲をかけた岩津裕介選手が入りました。
大会を彩ったその他のトピックス
宇都宮[[競輪場]]でのGI開催は、2010年8月の全日本選抜
競輪以来で、高松宮記念杯
競輪としては初の開催となりました。決勝戦の模様は、日本テレビ(関東ローカル)で「坂上忍の勝たせてあげたいTV」という新番組内で生中継されたほか、
とちぎテレビでも初日からCS放送の同時ネットが行われました。
シリーズ全体の売上目標は105億円でしたが、4日間の総売上は92億4254万4500円にとどまり、対前年比で89.7%となりました。この要因として、SS11移籍問題に関わった選手が5月からあっせん自粛となり、今大会に出場できなかったことが大きく影響しました。
大会の詳細データ
今大会では、前年大会よりも賞金が引き上げられ、優勝賞金は副賞を含めて2,900万円(前年2,590万円)、大会総額は1億9,954万8000円(前年1億8,593万7000円)となりました。また、SS11移籍問題に関わった選手が出場自粛となったことで、出場選手構成にも変化が見られました。決勝に進出した9選手のうち、東口善朋選手と吉村和之選手は初のGI決勝進出。
浅井康太選手のみがGIタイトルホルダーかつS級S班選手でした。
稲川翔選手は、今回が4度目のGI決勝進出で悲願の初優勝となりました。なお、大阪所属の選手がGIを制覇したのは、1963年の西地清一選手以来、51年ぶりの快挙となりました。
関連情報
KEIRIN.JP
宇都宮[[競輪場]] 特設サイト
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イー新聞 特設サイト
今大会は、様々なドラマと記録が生まれた大会として、
競輪ファンにとって記憶に残る一戦となりました。