大塚健一郎

大塚健一郎（おおつか けんいちろう）は、1977年10月14日生まれの日本の競輪選手です。日本競輪学校第82期生として卒業し、日本[[競輪選手会]]大分支部に所属しています。師匠は元競輪選手の山田文俊で、ホームバンクは別府競輪場です。

経歴

大塚選手は、大分県杵築市出身で、大分県立日出暘谷高等学校在学中から自転車競技に取り組みました。高校卒業後、日本競輪学校に82期生として入学し、同期には荒井崇博、兵藤一也らがいます。競輪学校を4位の成績で卒業後、1999年4月11日に別府競輪場でデビューを果たし、同日に初勝利を挙げました。

その後、大塚選手は同じ大分県出身の先輩である小野俊之と共に、大分の強豪選手としてその名を広め、年に一度程度GI・GIIレースの決勝に進出するほどの選手へと成長しました。2010年には、全日本選抜競輪（宇都宮競輪場）で5着、オールスター競輪（いわき平競輪場）で7着となり、その年の賞金獲得額ランキング上位に入ったことで、2011年のS級S班選手に選出されました。S級S班では、2011年のSSシリーズ風光る（松戸競輪場）で3着、寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（弥彦競輪場）では落車に巻き込まれながらも再乗して8着となるなど、高い実力を示しました。また、2013年には第55回朝日新聞社杯競輪祭（小倉競輪場）で3着、2014年には高松宮記念杯競輪（宇都宮競輪場）で2着に入賞しています。

2019年2月には、別府競輪場で史上初となるGIレース、全日本選抜競輪が開催され、大塚選手は地元から唯一の参加選手として出場しました。二次予選では敗退したものの、最終日には1着となり、勝利者インタビューでは感極まりながら「ここからまた、マーク道を進んでいきたい」と語りました。2022年上半期にはS級2班に降格しましたが、同年下半期にはS級1班に復帰しています。

競走スタイル

大塚選手の競走スタイルは、以前は自力での競走が中心でしたが、現在は追込を主体としたレース展開をしています。しかし、目標となる選手がいない場合には、鋭い捲りを放つこともあります。マーク選手としての動きはソツがなく、混戦を切り抜けるためのコース取りや、最後の直線での伸び脚は特筆に値します。以前は安易に3番手を回らず、番手戦を基本とする時期もありました。

大塚選手のレースは、常に観客を魅了し、その動向が注目されています。

外部リンク

* 選手プロフィール - KEIRIN.JP

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