第7高射特科連隊

第7高射特科連隊について

第7高射特科連隊（だいななこうしゃとっかれんたい、JGSDF 7th Antiaircraft Artillery Regiment）は、陸上自衛隊の第7師団に所属する高射特科部隊です。北海道の日高郡新ひだか町にある静内駐屯地に連隊本部を置き、一部部隊は東千歳駐屯地に駐屯しています。

部隊の概要

1981年（昭和56年）3月、第7特科連隊第5大隊を母体として、高射特科連隊として新たに編成されました。これは、師団隷下の高射特科部隊としては初の試みでした。

連隊は、連隊本部、本部管理中隊、そして6個の高射中隊で構成されています。このうち、連隊本部、本部管理中隊、第5・第6高射中隊は静内駐屯地に、第1～第4高射中隊は東千歳駐屯地に分かれて駐屯しています。第7高射特科連隊長は、静内駐屯地司令も兼務しています。

部隊の沿革

第7特科連隊第5大隊時代

1961年（昭和36年）2月28日：第7混成団の機械化改編に伴い、第7特科連隊第5大隊が新編されました。
1962年（昭和37年）1月25日：第7特科連隊（第1、第2大隊欠）が東千歳駐屯地に移駐しました。
1971年（昭和46年）7月27日：第5大隊が静内分屯地に移駐しました。

第7高射特科連隊として

1981年（昭和56年）3月25日：第7師団の改編により、第5大隊が師団直轄の第7高射特科連隊に拡大改編されました。この際、高射機関砲などを装備した5個中隊編成となりました。
連隊本部、本部管理中隊、第5高射中隊は静内分屯地に駐屯しました。
第1～4高射中隊は東千歳駐屯地に駐屯しました。
1985年（昭和60年）3月20日：第6高射中隊が静内分屯地において新編されました。
1994年（平成06年）3月28日：第1～4高射中隊が装備していた35mm2連装高射機関砲 L-90を、87式自走高射機関砲に換装しました。これにより、各中隊は8両の87式自走高射機関砲を装備するようになりました。
2000年（平成12年）3月28日：後方支援体制の変更に伴い、整備部門が第7後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援中隊に移管されました。

部隊編成

第7高射特科連隊本部
本部管理中隊「7高特-本」
第1高射中隊「7高特-1」（東千歳駐屯地） - 87式自走高射機関砲
第2高射中隊「7高特-2」（東千歳駐屯地） - 87式自走高射機関砲
第3高射中隊「7高特-3」（東千歳駐屯地） - 87式自走高射機関砲
第4高射中隊「7高特-4」（東千歳駐屯地） - 87式自走高射機関砲
第5高射中隊「7高特-5」 - 81式短距離地対空誘導弾
第6高射中隊「7高特-6」 - 81式短距離地対空誘導弾
整備支援部隊：第7後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援中隊（2000年（平成12年）3月28日から）

主要幹部

(主要幹部の情報は省略)

主要装備

87式自走高射機関砲
81式短距離地対空誘導弾
79式対空レーダ装置 JTPS-P9
73式装甲車
1/2tトラック／73式小型トラック
1 1/2tトラック／73式中型トラック
3 1/2tトラック／73式大型トラック
12.7mm重機関銃
89式5.56mm小銃

過去の装備品

40mm自走高射機関砲Ｍ42

警備隊区

新冠町
新ひだか町
浦河町
様似町
えりも町

脚注

(脚注の内容は省略)

出典

防衛省人事発令 (2014年3月28日閲覧)

関連項目

陸上自衛隊高射学校
第2高射特科大隊 / 第5高射特科隊 / 第11高射特科隊
第1高射特科団 / 第1高射特科群 / 第4高射特科群
第15高射特科連隊

外部リンク

* 第7高射特科連隊

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